Shopify ECサイト制作のFASTMAKE

個人でネットショップを運営した際の収入はいくら?【事例3選】

更新日: 2022-12-06
個人でネットショップを運営した際の収入はいくら?【事例3選】

「ネットショップの運営に興味があるけれど、どのくらいの収入を稼いでいるのだろう?」と疑問に思っている方もいるでしょう。

こちらの記事では、個人でネットショップを運営した際の収入事例を3つ紹介していきます。

その他、収入を決めるのに気を付けるべき経費についての知識や、収入を上げる方法についても解説していきます。

こちらの記事を読むことで、ネットショップを運営した際の具体的な収入のイメージができるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

個人でネットショップを運営した際の収入はいくら

ネットショップを運営した際の収入の決まり方

当然のことながら、ネットショップでの売上は全て自分のものになるわけではありません。

売上から様々な経費を差し引いた後に残ったものが個人事業主の収入、いわゆる手取り給与になります。

そして、その手取りからさらに税金や年金を引いた額が、実際に手元に残るお金となります。

ここではまず、「収入から引かれる経費」について詳しく説明していきます。

具体的な数字を使った、収入の「シュミレーション」もしていきますので、ぜひ自分の売りたい商品をイメージしながら読んでみてください。

収入から引かれる経費

ネットショップの収入から引かれる経費は以下の通りとなります。

なお、経費は個人によってばらつきが大きい部分なので、あくまでも参考程度に留めておいてください。

  • 仕入れ:売上のうち5〜6割
  • 広告費:売上のうち2割
  • 諸経費:売上のうち1割

こうした諸経費がかかるので、一般的にネットショップを運営した際の収入は売上の2割ほどと言われています。

収入のシュミレーションしてみよう

では、実際に具体的な数字を用いて収入のシュミレーションをしてみましょう。

なお、ここでは広告費は含めず計算しています。

まずは、月商10万円のケースです。

ネットショップの運営を始めた方が、まず初めに設定する目標ではないでしょうか。

  • 売上 10万円
  • 仕入れ 6万円
  • 諸経費 1万円
  • 月収 3万円

売上が月に10万では、月収は3万くらいと副業レベルの収入になります。

次に、月商50万円のケースです。

  • 売上 50万円
  • 仕入れ 30万円
  • 諸経費 5万円
  • 月収 15万円

月商50万円を超えたあたりから、本業として生活できるレベルになってきました。

最後に、月商100万円のケースです。

月商100万円は、ネットショップの運営を本業としていく上での基準となるでしょう。

  • 売上 100万円
  • 仕入れ 60万円
  • 諸経費 10万円
  • 月収 30万円

実際の体験談として、「月商100万円で、手取り額が20万円なので(月の売上100万円で利益率20%の場合、単純に他の経費がないなら)月商100万円以上の売上がないと、物販事業で生活するのはきつい」という声もありました。

これを踏まえると、個人でネットショップを始めた方の目標は、まず月商100万を目指していくべきです。

個人でネットショップを運営した際の収入事例【3選】

ここからは、個人でネットショップを運営している方の実際の収入を紹介していきます。

なお、ネットショップを運営した際の収入については、個人の状況により大きく左右されるので「いくらか」を断言することは難しいです。

しかし、事例の状況を分析することで、自分の収入の目安を予測することは可能なので、ぜひ参考にしてみてください。

【事例1】8万円〜25万円

  • 収入 月収8万円〜25万円
  • プロフィール ネットショップを中心に、さまざまな販売経路で物販を行なっている。物販の他に、Webデザインやアフィリエイトなどによる収入もある。
  • ショップ内容 物販

参照:ネットショップ BOX

こちらの運営者の収入は、ネットショップのみですと低くて月収8万円、高くて月収25万円となっています。

ネットショップの運営をした際の収入は、こちらの事例のように月によってばらついていることが少なくありません。

時期によって売上が大きく変わるような商品を取り扱っている場合、こちらの運営者のように複数の収入源を確保しておくと安心でしょう。

また、以下は、個人のハンドメイド作家を対象に行われたアンケートです。

月収は0円〜15万円が56%と最も多く、15万円〜30万円がその次に多いという結果になっています。

アンケート結果を見てもわかるように、こちらの事例の収入額は現実的な数字と言えます。

【事例2】30万円

  • 収入 月収30万円
  • プロフィール ネットショップ運営(BASE)を本業とし、無在庫で稼げるショップを複数運営している。
  • ショップ内容 物販 (無在庫販売)

参照:NIKAIDO.BLOG

こちらの運営者の収入は、月商60万円、月の利益が30万円となっており、経費がかなり抑えられている点が特徴的です。

月の利益が30万円となれば、ネットショップ運営を本業として行うことも充分可能でしょう。

また、以下の記事でも取り上げられていますが、複数のサイトで出店をしている場合、平均月間売上額は100万円以上というアンケート結果もあります。

参照:DMM チャットブースト for EC

ネットショップ運営を本業として行っていきたい方は、こちらの事例のように、複数のサイトでの出店や経費を抑えるなどの工夫をしてみましょう。

【事例3】50万円

  • 収入 月収50万円
  • プロフィール ネットショップ運営(BASE)の他、デザイン制作やレッスンなどによる収入もある。
  • ショップ内容 アパレル (オリジナルTシャツブランド)

参照:今 マジになる

こちらの運営者のネットショップ収入は、1年で3,000万円以上、利益が600万円となっています。

月収に換算すると、50万円ほどです。

こちらの運営者は、TVや新聞などのメディア掲載や、「ヴィレッジヴァンガード」での商品販売の実績があります。

知名度が高くなってくると、高収入を狙えるのがネットショップ運営の魅力の1つでしょう。

ネットショップを運営した際の収入を上げるためのポイント

ここまでで、「売上がそのまま収入としてもらえるわけではない」ということがお分かりいただけたかと思います。

ここからは、ネットショップを運営した際の収入を上げるためのポイントを紹介していきます。

収入を上げるためには、「安定して売上を増やす」、「客単価を上げる」、「利益率を上げる」の3点を意識しましょう。

安定して売上を増やす

まずは、安定して売上を増やす方法について解説していきます。

ネットショップを運営して収入を上げるには、「いかにして安定して利益を積み上げていくか」にかかっています。

とすれば、必然的にリピートしてくれるファンを増やすことに注力する必要があります。

当然のことながらネットショップでは常に新規顧客獲得のために、広告宣伝をしたりSNSや検索エンジンからのアクセス流入を増やしていかなければ、リピートしてくれる顧客を増やすことはできません。

しかし、一般的に新規顧客獲得には広告宣伝費用や運用のための人件費などがかかるため新規顧客が1回購入してもらっただけではなかなか利益が伸びません。

そこで、大切なのはリピートしてくれることです。

リピート購入は、自サイトの購入経験があるため成約率も高く、メルマガやクーポンを上手に使えば新規顧客に比べて1回の購入に対しての経費が少なくて済みます。

そしてどんどんリピートしてくれる顧客が雪だるま式に増えてくれば、その分毎月残る利益も安定して増えていくのです。

ネットショップでの個人収入を増やすのであれば、少しづつネットショップのファンを増やしていくことが大切なのです。

客単価を上げていく

1回の購入単価、いわゆる「客単価」を上げることも収入を増やすカギになります。

「客単価」を上げるための方法は、以下の通りです。

  • 単価の高い商品を買ってもらう
  • まとめ買いを誘う

単価の高い商品を買ってもらう

商品力を高めることで、高い商品であっても顧客が「買いたい!」と思ってくれます。

単価の高い商品を買ってもらうには、顧客が欲しいと思うような機能や効果、アフターサービスを充実させるなどして、商品に付加価値を与えましょう。*

また、自社のブランド商品を作ることも客単価の高い商品を購入してもらいやすくなる戦略です。

まとめ買いを誘う

複数の商品をまとめて買ってもらえる工夫も効果的です。

例えば、まとめて買うと送料無料にしたり、割引したりするとまとめ買いしてもらえる確率がぐんと増えます。

また、顧客にとって必要になりそうなものやおすすめ関連商品をピックアップするようページを工夫することも大切です。

利益率を上げる

次に、利益率を上げる方法について解説していきます。

利益率を上げるには、経費を下げる必要があります。

気をつけていただきたいのは、経費をただ下げるのでは売上に悪影響を与える可能性があるということです。

「削るべきところは削り、お金をかけるべきところはかける」のが重要です。

経費を下げる際に見直すべきポイントは、以下の通りです。

  • 仕入れ価格
  • 販売手数料

仕入れ価格

仕入れ価格は、経費の5〜6割を占めるため、最初に見直すべきポイントです。

仕入れ価格を下げるには、そもそもハンドメイド品やデジタルコンテンツなど原価率が低い商品を取り扱うという方法が手っ取り早いです。*

その他には、問屋の利用や、仕入れ量を増やし値段交渉をしたりするなどの方法もあります。

販売手数料

ASPカートや販売用プラットフォームを利用している方は、サービスの手数料を見直してみましょう。

長期的にネットショップの運営をしていきたい場合は、より手数料の安いプランに替えたり、手数料が安いASPサービスへの乗り換え、必要に応じて販売方法を変えてみるなどしてみましょう。

まとめ

今回は、個人でネットショップを運営した際の収入事例と、収入を上げる方法について解説してきました。

ネットショップを運営した際の収入は、個人の状況により異なるため一概には言えませんが、収入の2割ほどが所得になることが多いです。

また、工夫次第で収入をさらにアップさせることも可能です。

今回紹介した事例を参考に、ぜひ自分がネットショップを運営した際の収入をシュミレーションしてみてくださいね!

EC事業を成功させるためのポイントは?

「ShopifyでEC事業を始めたいけど何から手をつければいいのか分からない」 「ECサイトを立ち上げたけどなかなか売上げが伸びない」などECサイトに関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。無料です。

ECサイト制作のお悩みについて
FASTMAKEに相談してみませんか?