アパレルECに必要なスキルは7つ！仕事内容や未経験でもできるかを解説
新型コロナウイルスの影響により、おうち時間が増加した結果、自宅で商品やサービスを購入できるECサイトの需要が急増しました。
ECサイトは利便性の高さから1度登録・利用するとリピーターになる人が多いため、今後も需要が落ち着くことはないでしょう。
そのため、アパレル業界でもECサイトを立ち上げる企業が増えており、自社サイトを立ち上げようとしている経営者も多いでしょう。
この記事では、アパレルECの運用に必要なスキルや仕事内容について詳しく解説していきます。
アパレルECに必要なスキル6つ
アパレルECの運用に必要なスキルは、以下の7つです。
- パソコンの基礎スキル
- デザインの知識
- 数字分析スキル
- マネジメントスキル
- Webマーケティングスキル
- 情報収集スキル
- アパレル業界の経験
それぞれ詳しく解説していきます。
パソコンの基礎スキル
パソコンの基本的な操作スキルがなければ、ECサイトの各種業務をこなすのはなかなか難しいです。
タイピングや基本的な画面の操作に慣れる必要があります。
パソコンに苦手知識があれば、ネットで操作方法を調べてたり、パソコンスクールに通ったりするなどして克服しましょう。
デザインの知識
大手企業だけでなく、中小企業でもECサイトのデザインは外注するのが一般的です。
サイトデザインは売上を左右する大きな要因となるため、デザインのプロに任せる場合が多いからです。
ただし、ECサイトの特徴や仕様を活かした写真撮影や企画には、デザインの知識が欠かせません。
デザインの知識を持っていれば簡単なトラブルであれば自分で解決できますし、外注先とのやり取りもスムーズに進められます。
数字分析スキル
アパレルECに限った話ではありませんが、ECサイトの運営では、細かい数字を常に調査・分析しています。
ECサイトは実店舗のように顧客の顔や反応を見られないため、データからユーザーの行動を読み取ったり、商品の売れ筋や集客効果を確認したりと分析することが大切です。
自社サイトに訪れたユーザー数・購入してくれた人の割合・どんな商品が多く見られているのかなど、売上アップには数字分析スキルが必要です。
マネジメントスキル
ECサイトをメインにしているアパレル企業はまだまだ少なく、実店舗での売上が大半を占めているブランドが多いでしょう。
そのため、アパレルECは小規模のチームになることが多く、人員不足に陥るケースが多いのです。
少ない人数で企画から準備、実行まで行うためには優れたリーダー、つまりマネジメントスキルの高い人が求められます。
Webマーケティングスキル
Webマーケティングスキルは、アパレルECを運営するにおいて必須のスキルです。
例えば、下記のような集客対策を常にしなければユーザーは自社のECサイトを見てもくれません。
- SEO対策
- SNS運用
- アフィリエイト
- リスティング広告
路面店であればお店を見かけた人が訪れてくれますが、アパレルECの場合はサイトを発見してもらうまでに膨大な労力とコストがかかります。
競合となるアパレルECのマーケティング手法をリサーチするなど、最低限のWebマーケティングスキルは身につけておきましょう。
情報収集スキル
アパレル業界はトレンドの移り変わりが激しい業界なので、情報収集スキルも必要です。
海外で流行っているブランドやアイテムはもちろん、ECサイト業界の情報収集も欠かせません。
アパレルECで成功するには、幅広い知識を楽しみながら収集できる「好奇心」が欠かせません。
アパレル業界の経験
お問合せの返答やニーズ調査、商品のアプローチ方法など、アパレル業界で培った経験はECサイトでも活かせるでしょう。
実店舗ほどではありませんが、アパレルECでも顧客とのやり取りがあります。
アパレル業界の経験を持っていれば、商品の質問やクレームにも柔軟に対応できるでしょう。
アパレルECの仕事内容
次に、アパレルECの仕事内容について見ていきましょう。
アパレルECの仕事は大きく分けて、以下の2つに分類されます。
- フロント業務
- バックエンド業務
それぞれの詳しい仕事内容や違いを解説していきます。
フロント業務
フロント業務とは、以下のような業務を指します。
- 商品やキャンペーンの企画
- 仕入れ
- ECサイトの制作
- ECサイトの集客・改善
アパレルECにおけるフロント業務とは、主に「商品を販売するための業務」です。
広告運用やマーケティング、商品ページの作成など、売上を上げるために重要な業務が多い特徴があります。
基本的にフロント業務は数字で明確な結果が出るため、自分のスキル次第で自社サイトの売上を大きく伸ばすことが可能です。
バックエンド業務
バックエンド業務とは、以下のような業務を指します。
- 在庫管理
- 商品の撮影・データ登録
- 商品の受注
- 梱包・出荷
- クレーム対応
- アフターケア
アパレルECにおけるバックエンド業務とは、主に「商品を管理する業務」です。
売上に直結する仕事ではありませんが、商品の撮影やデータ登録など、正確さが求められます。
また、クレーム対応や商品の梱包などは地道な作業ですが、リピーターを獲得するためには重要な仕事です。
「フロント」と「バックエンド」はどちらが大事ということではありません。
役割分担を明確にして、それぞれの業務をしっかりとこなしていくことが大切です。
未経験でもアパレルECの運営はできる？
結論から言いますと、未経験でもアパレルECを立ち上げることは可能です。
ECサイトの運営に必要なプログラムやデザイン、Webマーケティングなどの専門的な知識は、少しづつ身に付けていけば大丈夫です。
また、異業種の経験やスキルも活きてきます。
特に、商品・キャンペーンの企画やメンバーへの指示出しは、これまで培ってきた経験が大きな武器となります。
さらに、アパレル未経験者の方が、業界の常識にとらわれず、自由な発想が生まれやすいので、斬新なアイディアで成功する可能性もあるでしょう。
「Webの知識がない」「アパレル未経験だから」このような理由でアパレルECを諦める必要はありません。
まとめ
この記事では、アパレルECの運用に必要なスキルや仕事内容について詳しく解説しました。
新型コロナウイルスの影響により、実店舗は大きなダメージを負いました。
一方で、誰とも会わずに自宅から商品を購入できるEC業界が急成長して、アパレル業界も大きな転換期を迎えています。
アパレルECの運用に必要なスキルをおさらいしておきましょう。
- パソコンの基礎スキル
- デザインの知識
- 数字分析スキル
- マネジメントスキル
- Webマーケティングスキル
- 情報収集スキル
- アパレル業界の経験
上記を見てわかる通り、アパレルECの仕事は多岐にわたります。
ECサイトと聞くと「Web系の仕事は私には無理」と決めつけてしまう人もいますが、アパレル業界の経験を活かせる業務も少なくありません。
もちろん、アパレル未経験でもやる気次第では成功する可能性もあります。
「何からすればいいのかわからない」という人は、まず、パソコンの基礎スキルやWebマーケティングの基礎的な知識の取得から始めましょう。
