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ECサイトのコンバージョン率とは?平均コンバージョン率や上げるコツ

更新日: 2022-07-29
ECサイトのコンバージョン率とは?平均コンバージョン率や上げるコツ

ECサイトを運営していて、売上を上げようとしていろいろとネットや本で調べると必ず出てくるのがコンバージョン率です。

いったいこのコンバージョン率とは何なのでしょうか。

この記事では、そんなECサイトのコンバージョン率の意味や平均コンバージョン率、コンバージョン率を上げるコツを紹介したいと思います。

ECサイトのコンバージョン率とは?平均コンバージョン率や上げるコツ

コンバージョン率とは?

コンバージョン率とは、購入やお問い合わせ、設定したページなど、目標となるモノを決めてアクセスした人の内どのくらいの人が目標に至ったのかを測るものです。

ECサイトだけのコンバージョン率ならば、アクセスされた数から購入してもらった数の割合のことで、どれだけの人が購入に至ったのかを数値化したものです。

コンバージョン率(%)=購入数/アクセス数×100

コンバージョン率は、売上目標を立てるときや売上を上げるための対策を考えるのに役立ちます。

一般的にECサイトのコンバージョン率は平均で2%前後(1%~3%)と言われています。

業界別のコンバージョン率は?

業界別のECサイトを見ると、コンバージョン率はどのくらいになるのでしょうか。

国内ECサイトのコンバージョン率については公表されている調査はあまり見受けられませんが、海外では調査結果を公表しているところがあります。

以下の業界別コンバージョン率調査結果は、顧客体験の分析を強みにしているフランスの会社「Contentsquare」が出している「Digital Experience Benchmark Report」(2021年)で発表している業界別平均コンバージョン率です。

  • アパレル:2.6%
  • 自動車:0.4%
  • BtoBサイト:0.6%
  • 美容:3.2%
  • 家電製品:1.2%
  • エネルギー:0.0%
  • 金融サービス:1.0%
  • 食品:5.0%
  • 高級品:0.8%
  • 旅行:2.4%
  • 通信:0.7%


参考:https://contentsquare.com/blog/2021-digital-experience-benchmarks-by-industry/

こうして見ると、手軽に購入されるアパレル・美容・食品・旅行は高いコンバージョン率です。

自動車(おそらく中古車売買)、高級品、家電などは購入単価も非常に高いためコンバージョン率が低いものと思われます。

自社のECサイトの業界のコンバージョン率の参考にしてみてください。

コンバージョン率を上げるための対策

コンバージョン率を上げることは、ECサイトの売上アップに直結します。

自社のECサイトのコンバージョン率が1%未満である場合には、下記の対策を検討してみてください。

ターゲットと商品があっているか?

まずターゲットユーザーと商品がマッチしているかが一番大切です。

マラソンをしていて、喉が渇いているユーザーに水を販売すれば、コンバージョン率が高いことは想像できることでしょう。

同じように、

  • 運動不足で手軽に筋トレできるマシンが欲しい→自宅用フィットネス器具
  • スーパーに売っていない地酒を飲んでみたい→ネットだけの独自企画のお酒


など、集客したターゲットが合って入れば、コンバージョン率は高いです。

もし、コンバージョン率が低いのであれば、

  • 集客するターゲットはそもそもあっているのか?
  • 集客するターゲットが利用している広告媒体やSNSはあっているのか?


を考え直してみてください。

画像と文章が買う気を起させていない

ECサイトで売上を上げるためには、訪れたユーザーが「買う気」を起してもらわなくてはいけません。

ECサイトに限らず、商品が売れない会社は「売れるためにはどうすれば良いのか?」と考えますが、上手くいっている会社は、「どうすれば買ってくれるのか?」を考えています。

つまりは、購入者目線で、「買いたいと思ってもらえるにはどうすれば良いのか?」を常に考えて工夫しているのです。

文章で魅力的に伝えるには、以下のような内容を商品説明やタイトルに取り入れましょう。

  • 味や肌触りなど五感をイメージさせる文言と取り入れる (例:ジューシーな肉汁が口いっぱいに広がる、まるで着ていないような肌触り)

  • ユーザーが喜ぶ、助かる内容を踏まえる (例:人気NO.1商品、よく売れています!、レビュー評価5.0、迷ったらコレ!ギフト商品なら、もらったら嬉しい!)


また、ECサイトは実際の商品を手に取れないため、写真を上手く使えば購入率がアップします。

  • アパレルなら服の後ろや中、着用イメージ、素材をズームした画像
  • 食品なら生産地や工場の風景、調理されているイメージ画像


など、たくさんの写真を使ってユーザーにPRしましょう。

限定要素を取り入れる

人は数が限られていたり、期間が決まっていたりすると購入できるチャンスを見逃したくないので、購入してもらえやすくなります。


そのため、限定要素を入れるには、

  • 在庫数を表示する
  • 数量限定商品を作る
  • 期間限定キャンペーンを定期的に実施する


などの内容を考えてみてください。

現在、実施しているのであれば「お客さんが飛びつくような限定要素になっているか?」を考えてみると、コンバージョン率がアップします。

レビューは書いてもらっているか?

ユーザーが購入する判断として使っているのがレビューです。

レビュー評価が高くて、良かった感想を見ると商品を購入したくなります。

そのため、レビューというのは大切なものです。

レビューを書いてもらっていない、もしくはレビューが少なければ以下のような対策を検討しましょう。

  • レビューをメールでお願いする
  • レビューがなかなか来なければ、レビューした人にポイントや割引が付くようにする
  • レビュー機能が使いやすいかチェックする

決済までの流れが複雑ではないか?

決済までが煩わしいと、ユーザーは途中で嫌になってサイトから離脱してしまいます。

購入から決済までの流れをテストして、以下の内容をチェックしてみましょう。

  • 購入ボタンが分かりやすいか?
  • カート画面は操作しやすいか?
  • 決済画面の入力等は手間が少ないか?
  • 決済手段は豊富か?


操作の簡単さや決済手段の豊富さが購入離脱を防ぎます。

ユーザーが気持ちよくお買い物できるように見直しましょう。

まとめ

コンバージョン率の意味や参考となる数値、コンバージョン率を高めるための対策などを解説してきました。

コンバージョン率を知り、高めるための対策をすれば、おのずとあなたのECサイトも売上が上がってきます。

コンバージョン率を上げるために重要なのは「ユーザー目線」を常に忘れない事です。

この記事を参考にコンバージョン率アップを狙ってみてください。

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