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ECサイトで目標にすべきアクセス数の目安はどのくらいか?

更新日: 2022-07-27
ECサイトで目標にすべきアクセス数の目安はどのくらいか?

ECサイトを立ち上げる際に、どれだけのアクセス数を目標の目安にしたら良いのかイメージが沸かない方もいることでしょう。

ECサイトの運営では、目標アクセス数をきちんと掲げれば、目指したい売上にも近づきやすいです。

そこで、この記事ではECサイトの目標アクセス数の出し方や参考となるアクセス数の目安を紹介したいと思います。

ECサイトで目標にすべきアクセス数の目安はどのくらいか?

目標アクセス数の立て方

まず、目標アクセス数の立て方について解説します。

自社のECサイトの目標アクセス数を立てるには、目指したい売上、商品の客単価、コンバージョン率から算出します。

コンバージョン率とは、アクセスしてくれた人のうち購入してもらった割合を出したもので、一般的に平均2%前後だと言われています。

コンバージョン率は、略称でCV率とも表現されます。

これらの要素を組み合わせますと、まず目標売上を出す計算式が以下の通りになります。

目標売上=アクセス数×2%(CV率)×商品の客単価


この計算式を目標アクセス数の計算式に変更してみると、以下の計算式がアクセス数を求めるものになります。

目標アクセス数=目標売上/(商品の客単価×2%)


この計算式を自社の目指す売上や商品の購入単価を考えてアクセス数を出してみましょう。

例えば、目標売上が月に100万円で、商品の客単価が平均2,000円を目指すとします。

すると、月の目標アクセス数は、100万/(2,000×2%)=2,5000人 になります。

こうして計算してみれば、どのくらいの集客数が必要なのか明確に分かってくるので、計算式は必ず覚えておきましょう。

他社から知るアクセス数の目安

目標となるアクセス数の出し方を取り上げてきましたが、次に他社サイトはどのくらいのアクセス数があるのか紹介したいと思います。

他社のアクセス数を知れば、どのくらいのアクセス数が適切なのか目安が分かってきます。

大手ASPが出しているショップのアクセス数

まずは、カラーミーショップを取り上げてみます。

カラーミーショップ

サイトURL:https://shop-pro.jp/

カラーミーショップはネットショップが気軽に作れるASPで、個人や企業が4万店舗以上ショップを立ち上げている人気のサービスです。

カラーミーショップによると、月商50万円を売り上げているネットショップの月のアクセス数は15,000人だそうです。

参考:ECサイトのアクセス数を増やす!9つの集客方法の特徴やメリットを1つずつ解説(カラーミーショップ)

月商50万、アクセス数15,000人というデータから、CV率が2%だとすると、客単価は約1,700円じゃないかと推測されます。

そうすると、月商50万で客単価1,700円を目指すのであれば月に15,000人のアクセスが必要だという目安になりますね。

大手ECサイトのアクセス数

次に、大手のECサイトのアクセス数も見てみましょう。

取り上げるのは、2022年7月に東証グロース市場に上場を予定している会社「株式会社クラシコム」が運営する「北欧、暮らしの道具店」です。

北欧 暮らしの道具店

サイトURL:https://hokuohkurashi.com/

こちらのECサイトは、北欧雑貨からスタートしたサイトで、今では北欧雑貨の輸入品だけでなく、独自の生活雑貨ブランド商品をメインに販売しています。

北欧、暮らしの道具店は、上場申請している目論見書のデータから見ますと、2021年のECサイトの状況は以下の通りに報告されています。

  • 年商:42億円
  • WEBサイト訪問者数:年間1,600万人
  • 会員数:42万
  • 年間購入者数:18万人
  • エンゲージメントアカウント数:430万件

※エンゲージメントアカウント数は、公式SNSのフォロワー数、YouTubeチャンネルの登録者数、アプリダウンロード数、メルマガ会員数の合計です。

年間アクセスが1,600万人というのはすごいアクセス数ですよね。

年間1,600万人が訪問してきて、年間購入者数が18万人なので、CV率は1.1%になります。

もしそうであれば、平均客単価は、24,000円になるので、かなりの高単価です。

「北欧、暮らしの道具店」は販売されている自社ブランドのデニムでも1万円台ですし、バッグも2万円のものもあるので、雑貨品と合わせて購入されても24,000円の客単価は納得がいきます。

これらのことから、年商42億円を目指すのであれば、年間アクセス数1,600万人、客単価24,000円の商品展開を考える必要があります。

また、エンゲージメントアカウント数が430万件もあることからSNSや動画などの集客にも大変力を入れていることが分かります。

大きなアクセス数を増やすのなら、SNSでファンの数を増やす対策もしっかりと考えましょう。

まとめ

以上で、ECサイトのアクセス数の出し方や参考となるECサイトのアクセス数を取り上げてきました。

目標アクセス数は自社の目標売上や商品の購入単価によって変わってきます。

自分で計算してみて、必要なアクセス数を出してみたり、参考となるECサイトに訪れてみてどんな商品展開や集客を行っているのか見てみましょう。

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