越境ECコンサルのメリットと注意点とは?越境ECコンサル企業も併せて紹介
すでにEC事業を始めている方の中には、国内だけに留まらず海外向けにもビジネスを展開していきたいと考えている方や、今まさに海外EC事業を展開するために行動している方がいるのではないでしょうか。
そうした方々の中には、
「初めて海外EC事業を展開するにあたり失敗したくない」
「事業展開で必要な事務的な作業負担を軽減させたい」
「事業展開するにあたり不明点や疑問点をクリアにしたい」
といった、要望があるのではないでしょうか。
これらを解決するために、越境ECのコンサルティングを活用する という手段があります。
今回は、越境ECコンサルを利用するメリットや注意点、具体的なコンサルティングサービスを展開している企業を紹介します。
越境ECコンサルを利用するメリット
越境ECコンサルを利用するメリットとして、以下が挙げられます。
- 海外展開のプロフェッショナルからアドバイスを受けられる
- 海外市場のニーズやトレンドを把握できる
- 言語や文化の壁を乗り越えられる
- コストを削減できる
海外展開のプロフェッショナルからアドバイスを受けられる
越境ECコンサルタントは、海外展開に関する専門的な知識を持っているため、必要な情報やノウハウを提供してくれます。
近年、越境ECのニーズは高まってきていますが、必要な情報やノウハウは中々一般化していません。
ですが、越境ECコンサルタントは、事業展開に必要な情報やノウハウ、現地の法律やビジネス環境などに精通しています。
そのため、現地でのビジネス展開において必要な手続きや情報について的確にアドバイスを得ることができます。
海外市場のニーズやトレンドを把握できる
越境ECコンサルタントは、ビジネス展開を行う地域のニーズやトレンドについて情報を持っているため、それらの情報を取得することができます。
それらの情報は、主に販売戦略やマーケティング戦略に活用され、現地の消費者ニーズを満たすための施策やリピート率を向上させていくための重要な情報となります。
また、コンサルタントは海外市場での競合状況やビジネスモデルにも精通しているため、ビジネスを伸ばしていくための戦略を提案してくれます。
言語や文化の壁を乗り越えられる
現地の言語や文化に精通しているコンサルタントが在籍しています。
言語や文化は、越境ECを行う上で最もネックとなりうる要素といっても過言ではありません。
現地の文化が把握できておらず、その上で言葉のニュアンスが違っていたりすると、正しくこちらの考えやサービスを伝えることができません。
ですが、コンサルを利用することによって、翻訳や現地のビジネスパートナーとの交渉、調整などをサポートしてくれるため、ビジネスをスムーズに進めることができます。
越境ECコンサルを利用する際の注意点
越境ECコンサルを利用するにあたっての注意点として、以下が挙げられます。
- ヒアリングをしっかりしてくれるか
- ビジネス対象国への知識があるか
- 経験や実績が豊富か
- サポート体制が整っているか
ヒアリングをしっかりしてくれるか
ヒアリングをしっかりしてくれる越境ECコンサルかどうかを確認しましょう。
ヒアリングが不十分な会社ですと、型にはまった決まりきったアドバイスしか得ることができません。
そのため、自分たちのEC事業に関して親身に受け止めてくれて、それに対して適切なアドバイスやコメントを提供してくれる越境ECコンサルティング会社を選ぶことがポイントです。
ビジネス対象国への知識があるか
越境ECを展開する国への知識があるかどうか確認しましょう。
海外でビジネスを行う際には、法律や政治状況、文化、地理、経済面など多岐にわたる要素を考慮する必要があります。
言語や宗教、政治的制度、気候や物流コストなどは各国で異なることがあるため、事前に情報収集して事情を把握する必要があります。
越境ECコンサルを選ぶ際には、これらの知識をおさえている業者かどうか確認しておきましょう。
経験や実績が豊富か
越境ECに関するコンサル実績や経験が豊富かどうかもポイントとなります。
知識や能力も必要となってきますが、ビジネス展開したい国での越境ECコンサルの経験があるかどうかが何よりも重要です。
実績がある会社であれば、信頼性も高く品質の高いサービスを提供してくれる可能性が高いです。
ビジネス展開したい国に特化していないコンサル会社であっても、様々な国でのコンサル経験があるのであれば、それらの経験を活用することができます。
そのため、過去にどのような越境ECプロジェクトを手掛けてきたのか、どのような実績があるかを確認しておきましょう。
サポート体制が整っているか
サポート体制が整っているかを確認しておきましょう。
トラブルが生じた場合や何か困ったことがあった場合に、コミュニケーションやタイムリーなサポートが必要になることがあります。
24時間対応が可能なのか、緊急時に迅速に対応できるかどうか、メールや電話などでの対応が速やかであるかを一つの基準として選ぶことがポイントとなります。
越境ECコンサルサービスを展開している企業紹介
越境ECのコンサルサービスを展開している企業として、以下の企業を紹介します。
- ジェイクラブ株式会社
- フォースター株式会社
- 株式会社BENLY
ジェイグラブ株式会社
サイトURL:ジェイグラブ株式会社 ホームページ
ジェイグラブ株式会社は、20年以上にわたって越境ECに携わっている、越境ECに特化したコンサルティング会社です。
主に日本企業が海外市場へ進出する際のビジネス戦略の立案や海外ECプラットフォームへの出店支援、ECサイトの翻訳やローカライズなどといった、越境ECに関わる専門的知識の提供を行なっています。
ジェイグラブの越境ECコンサルタントと所属しているエンジニアは、自ら越境ECショップの開設・運営をして海外販売を実践しているため、現場で得た実践的な情報やノウハウをフィードバックしてもらえるのが大きなポイントです。
フォースター株式会社
サイトURL:フォースター株式会社 ホームページ
フォースター株式会社は、ECコンサルティングやシステム開発を手掛ける会社です。
越境ECコンサルティングの分野では、中国越境ECへのコンサルティングに特化しています。
中国の情報に精通したプロフェッショナルによる、販売戦略やサイト構築、マーケティング、中国越境ECの運用など幅広いサポートを受けることができます。
17年のEコマース経験と3500社に及ぶシステム導入実績を元に、独自のクラウドシステム「HARRY STATION」を開発しています。
これらはフォースターのノウハウが集約されており、Eコマースの改善や効率化に役立たせることができます。
株式会社BENLY
サイトURL:株式会社BENLY ホームページ
株式会社BENLYは越境ECについてトータルサポートをしてくれる企業です。
越境ECを構築する際に必要となる、倉庫の海外向け発送オペレーション構築や海外発送、海外向けカスタマーサポートなどの専門的なノウハウや運用手法についてアドバイスを得ることができます。
また、海外向けの動画・SNSマーケティングの戦略策定やコンテンツ作成など、事業展開後の施策検討に必要となる手法や情報を得ることができます。
まとめ
今回は越境ECコンサルを利用するメリットと注意点、コンサルティング事業を行なっている企業を紹介してきました。
海外展開への憧れはあるけれど、自社の力だけでは難しいと感じている方や、海外展開事業をさらに加速させたいと考えている方は、越境ECコンサルを活用するという手段を検討してみてはいかがでしょうか。