ECサイトで予約販売を活用するメリットやコツ・導入方法を教えます

ECサイトで順調に売上を伸ばしているところは、予約販売を上手に取り入れています。
予約販売は、ECサイトを運営するにおいてメリットも多いので、取り入れておきたい要素です。
そこで、この記事ではECサイトで予約販売をするメリットや予約販売の導入方法について紹介したいと思います。
ECサイトで予約販売をするメリット
ECサイトで予約販売をするメリットとして、以下のようなものが挙げられます。
- 購入意欲をかきたてる
- 購入機会を逃さない
- 無駄な在庫を抱えない
- 季節の需要に対応しやすい
購入意欲をかきたてる
先行発売や予約限定の新商品などは、予約しないと通常購入できないため、ユーザーの購入意欲をかきたてます。
特にサイトの優良顧客でリピーターの方にとっては何としても欲しいという気持ちになりやすいので、上手に活用しましょう。
購入機会を逃さない
予約販売を付けていれば、在庫切れのタイミングでユーザーが訪問してくれた際にも購入機会を逃しません。
人気があって思ったよりも需要が出てきた商品に対しては予約販売ができるように保険をかけておけばせっかくの売上を逃さずに済みます。
無駄な在庫を抱えない
予約販売なら、注文が来てから発注するので、無駄な在庫を抱える必要がありません。
季節の需要に対応しやすい
例えば、ハロウィンの時期に良く売れるコスプレ衣装、クリスマスに需要が高まるおもちゃ、夏に良く売れるお中元ギフト商品など、季節によって急に注文数が増える商品に関しては予約販売にすることで発注もしやすくなり、業務の逼迫を防ぐことにもつながります。
予約販売を上手にするコツ
予約販売を上手に活用するには以下の点を意識するとより効果的です。
- 効果的にメールを送る
- 特設ページの開設
- 予約受付後のフォローを忘れない
効果的にメールを送る
予約販売を上手に活用するには、メールを効果的に使うと良いです。
例えば、新商品の先行販売や予約販売のイベントを実施する際には、以下のように3回に分けてメールで案内することをおすすめします。
- 1.あらかじめ新商品のリリースや予約販売のイベントを企画していることを小出しにしてワクワク感を高める
- 2.どんな新商品や企画なのかを発表する
- 3.予約受付開始の案内を送る
こうした手順でメールを送ると、ユーザーの購入意欲を高め、上手な予約販売ができます。
特設ページの開設
新商品の先行販売や予約販売のイベント企画を行なうのなら、ECサイトでも特設ページを作った方が特別感も出て、購入率が上がります。
しっかりとした特設ページを作ってユーザーを誘導しましょう。
予約受付後のフォローを忘れない
通常の商品販売時のフォローメールは、注文時や商品発送時だけですが、予約販売の場合には発送までの期間が通常よりも長いことも多いです。
発送前に、たくさん注文してくれたことの感謝メールや、あとどのくらいで発送できるかなどの予約販売特有のフォローメールをすることが大切です。
きちんとフォローすれば、また予約販売のリピーターになってくれますし、口コミも広がりやすいです。
予約を受け付けるだけでなく、しっかりとメールでも丁寧にフォローしていきましょう。
予約販売の導入方法
ECサイトで予約販売機能をつけるには、フルスクラッチサイトであれば、予約販売機能を追加で開発依頼する必要があります。
また、有料のASPを利用してECサイトを開設しているのなら、予約販売の導入は意外にも簡単です。
ここではECサイトで良く利用されている有料ASPの予約販売の設定方法を紹介しましょう。
Shopify
サイトURL:https://www.shopify.com/jp
世界で100万以上のネットショップ構築で利用されているShopify。
独自ブランドのECサイトや越境ECなどもしやすく人気です。
こちらのShopifyで予約販売をする方法はShopifyアプリを導入することです。
Shopifyではいくつかの予約販売アプリがあるので、使いやすいモノを試しに入れて使ってみるのが良いでしょう。
おすすめのアプリは「タイムズアクト」です。
サイトURL:https://apps.shopify.com/timesact-discount-pre-order?locale=ja
タイムズアクトは、操作もしやすく、導入しやすいアプリです。
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BASE
サイトURL:https://thebase.in/
月額利用料がかからない国内で人気のASPで、180万のネットショップがBASEで開設されています。
こちらのBASEで予約販売を行うには、「予約販売 App」をインストールするだけで予約販売をすることが可能になります。
STORES
サイトURL:https://stores.jp/
STORESもBASEのように月額利用料がかからない人気のASPです。
STORESの予約販売方法は、アイテム登録ページの発送予定(予約販売)項目を設定するだけです。
ただし、発送日が「上旬」、「中旬」、「下旬」などのあいまいな設定しかできません。
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MakeShop
サイトURL:https://www.makeshop.jp/
MakeShopは、1万社以上がショップ作りに導入している国内でも人気の高いASPの一つです。
MakeShopの予約販売方法は、以下のやり方で行えます。
- 1.予約販売時の決済の設定
- 2.予約販売用のメール設定
- 3.商品登録ページにて「予約販売する」にチェックを入れる
まとめ
ECサイトで予約販売を活用するメリットやコツ、導入方法について紹介してきました。
予約販売はユーザーにとっても運営者側にとってもメリットの多いものです。
上手に予約販売を利用して、ECサイトの売上アップを目指していきましょう。