ECサイトの決済方法で利用されている割合を調査！充実すべき決済手段は？

ECサイトを運営する際に考えるのが、どんな決済手段を用意すべきか、そしてどんな決済手段を増やすべきです。

決済手段が少ないと、ユーザーの購入機会が減ったり、逆に増やし過ぎると費用負担が多くなったりします。

そこで、この記事ではユーザーが良く使う決済手段は何なのか、どんな決済手段を充実させたら良いのか解説していきます。

ECサイトでよく利用されている決済方法は？

それではまず、ECサイトでユーザーによく利用されている決済方法はどんなものがあるのか確認してみましょう。

参考になるのは、決済代行会社「SBペイメントサービス株式会社」が実施した以下の決済手段の調査内容です。

参考：【調査結果】コロナ禍で変動するECサイトでの購入頻度と利用決済手段！2020年のECサイトにおける決済手段の利用実態調査結果を公開

調査の結果から、2020年と2018年のECサイトの決済手段の利用割合は以下の通りになっています。

出典：https://www.sbpayment.jp/news/press/2021/20210205_000877/

こうして見ますと、決済手段で断トツ利用されているのがクレジットカード（78.5％）、そして次に多いのがPayPay（17.5％）、3番目がコンビニ決済（16.9％）です。

PayPayに限らず、オンライン決済を利用するユーザーが増えてきています。

また、調査内容では、その決済手段を利用している声も掲載されていますので一部紹介しましょう。

出典：https://www.sbpayment.jp/news/press/2021/20210205_000877/

1位のクレジットカードを利用している実際の声としては、

• 簡単で使いやすい
• ポイントが貯まるから
• 手数料がかかることが少ないから
• 多くの人が利用しているから

など、利便性・お得さが総合的に評価されています。

2位のPayPayに関しては、

• ポイント還元があるから
• ポイントで支払いができるから

といった、ポイント絡みの理由が挙げられます。

3位のコンビニ決済に関しては、

• クレジットカード情報を入力するのと違って安心
• コンビニの買い物ついでに支払いができる
• 1週間以内に支払うなど便利

など利便性や不安がないことで選ばれています。

また、代金引換とキャリア決済はそれぞれ1割程度の利用割合ですが、全体の2割を占めており、2018年から利用割合が減少していないことから、根強い決済手段として残っています。

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決済手段不足によるサイト離脱率は高い

調査内容では、決済手段がなかったためにECサイトを離脱した人が6割以上にもなっていることも見て取れます。

出典：https://www.sbpayment.jp/news/press/2021/20210205_000877/

決済手段がないことが理由で、ユーザーの購入意欲がなくなり、別のサイトで購入されてしまうというのは非常にもったいないことです。

このことからECサイト運営者は、ユーザーに対してあらゆる決済手段を準備して、購入率を落とさないようにする必要があります。

どんな決済手段を充実するべきか？

ユーザーが利用したい決済手段がない理由でECサイトの離脱率が多い事を踏まえると、決済手段はあるだけ充実した方が良いと言えます。

優先すべき決済手段としては、以下のものを必ず用意しておくべきでしょう。

• クレジットカード
• オンライン決済
• コンビニ決済
• キャリア決済
• 代金引換

特にオンライン決済は、今後も利用割合が伸びていくと予想されます。

PayPayを優先的に、楽天ペイやLINE Payも検討した方が良いでしょう。

また、今後新たなオンライン決済手段が登場すれば追加していく必要があります。

その他、調査結果から意外にも銀行振込利用者が一定数います。

銀行振込はこちらの手間も費用もかからないので、必ず決済手段として入れておきましょう。

まとめ

決済手段の利用割合の調査結果から、決済手段を充実した方がサイトの離脱率を防ぐヒントになることや、オンライン決済手段が伸びていることが分かってきました。

こうした内容を踏まえて、あなたのECサイトの決済手段を増やし、もっと購入率が高まるように改善していきましょう！