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農家向けにおすすめのECサイトの種類は?メリットやデメリットも解説

更新日: 2022-07-31
農家向けにおすすめなECサイトの種類は?メリットやデメリットも解説

ECサイトで自分が生産した野菜や果物を販売する農家が増えてきました。

あなたも農家なら、「JAに出荷するだけでなく全国の人にネットで販売してみたい」と思っていることでしょう。

そこで、この記事では農家におすすめのECサイトを紹介していきたいと思います。

農家向けにおすすめのECサイトの種類は?メリットやデメリットも解説

農家がECサイトを作るメリット

まずは、農家がECサイトを作るメリットを改めて確認してみましょう。

農家がECサイトを作るメリットは以下のような点が挙げられます。

中間マージンがない

JAやスーパーなどの中間業者がいないため、必然的に販売価格を上げることができます。

そうなれば、粗利益も増えるため、自分の収入も増えてきます。

価格や商品構成が自由にできる

中間業者がいるとどうしても価格設定を自由にしたり、「野菜5点セット」みたいなオリジナル商品を作り出したりすることができません。

しかし、ECサイトで販売するなら、直接消費者に対して販売価格を自由に提示したり、セット商品などのオリジナル商品を企画したりすることができます。

お客さんの反応が直接分かる

ECサイトでは直接お客さんとのやりとりがあるので、感想をいただけるなどお客さんの声や反応がダイレクトに伝わります。

自分が丹精込めた農作物を喜んでもらえるとモチベーションが上りますし、改善してほしいことなどが分かれば農家としてレベルアップできます。

全国にファンを増やせる

ECサイトは全国の方から注文が来ますので、全国にあなたのファンを増やすことができます。

全国にたくさんのファンが出来れば、リピートも多くなり、売上が安定的に伸びていきます。

農家がECサイトを作るデメリット

逆に、ECサイトを作るにはデメリットもあります。

こちらもきちんと抑えておきましょう。

作業負担がかかる

注文管理、出荷作業、お客様からのお問い合わせ対応など従来の作業以外の負担もかかってきます。

どんな作業が必要になりそうなのかあらかじめ想定しておきましょう。

集客をする必要がある

ECサイトを作ってもすぐに注文があるわけではありません。

広告を出したり、SNSで情報発信したりするなど自分で積極的に集客する必要があります。

ECサイトを始める際には広告予算をある程度作ることや、SNSの開設も計画しましょう。

パソコンやスマホ操作スキルがある程度必要

パソコンやスマホで出品したり、注文状況を見たり、メールでお客さんとやりとりをするなどパソコンやスマホの操作が慣れていないと時間がかかったり難しく感じることでしょう。

子供に手伝ってもらったり、必要であればパソコンやスマホ教室に通ったりして基礎を学んでおきましょう。

農家におすすめのECサイトとは?

農家におすすめのECサイトにはどんなものがあるのでしょうか。

農家向けに適しているECサイトには以下の3つの種類があります。

  • モール型EC
  • 産直EC
  • ASP型EC

モール型

ショッピングモールのようにいろんな種類のお店が出店している形を取っているECサイトです。

代表的なモール型ECサイトとしては、以下の3つが挙げられます。



モール型のメリットは圧倒的な集客力です。

モール型ECサイトは、いろんな商品が購入できるため、多くの人が日々利用しています。

参考までにモール型ECサイトの2019年の年間サイト訪問者数を見てみましょう。

  • 楽天:1億人
  • Amazon:1億人
  • Yahoo!ショッピング:7,000万人



これほどの集客力を持つECサイトはなかなかありません。

おまけにそれぞれ以下のポイントが付くため、ポイント購入やポイントを貯めるためリピートも高いです。

  • 楽天:楽天ポイント
  • Amazon:Amazonポイント
  • Yahoo!ショッピング:PayPayポイント

デメリットは、たくさんの競合他社が出店しているため埋もれやすいことや、広告宣伝費やキャンペーン負担金があるなど他のECサイトに比べて費用が多いことが挙げられます。

参考までに3サイトの代表的な費用を掲載します。

楽天の出店費用

  • 月額出店料:19,500円/月
  • システム利用料 月間売上高の3.5~7.0%
  • 楽天ポイント:楽天会員が購入した代金の通常1.0%
  • モールにおける取引の安全性・利便性向上のためのシステム利用料:月間売上高の0.1%
  • 楽天スーパーアフィリエイト:アフィリエイトを経由した売上の2.6%~
  • R-Messe:月額固定費:3,000円~+会話数に応じての従量課金
  • 楽天ペイ(楽天市場決済)利用料:月間決済高の2.5%~3.5%

Amazonの出店費用

  • 出品手数料:100円/1商品
  • 販売手数料:8%

Yahoo!ショッピングの出店費用

  • 初期費用:無料
  • 月額システム利用料:無料
  • 売上ロイヤルティ:無料
  • ストアポイント原資負担:1%~15%(1%は必須)
  • キャンペーン原資負担:1.5%は必須になります
  • アフィリエイトパートナー報酬原資:1%~50%(1%は必須)
  • アフィリエイト手数料:アフィリエイトパートナー報酬原資の30%

産直EC

産直ECは、生産者の産直市場専用ECサイトです。

産直ECの代表的なものは以下の2つです。


メリットとしては、モール型ECに比べると生産物に特化しているので、絞られたターゲットへの集客力が特徴です。

代表的な産直EC「食べチョク」は、アクセス数460万人(2022年4月~2022年6月)と抜群の集客力を誇っています。

また、スマホ操作で管理ができたり、伝票出力の手間がいらなかったりと生産者に寄り添ったサービスも特徴です。

デメリットは、出店審査があるため一定のハードルがあることや、手数料が商品ごとに平均20%前後と高いことです。

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産直向けECのおすすめサイトを一覧で紹介し、出店費用なども解説しています。

ASP型ECサイト

ASP型ECサイトは、EC機能のプラットフォーム上に、自社のECサイトを制作することです。

代表的なものに以下のサービスがあります。


ASP型ECサイトのメリットは、独自のサイトが作れるためサイトのデザインの自由度が高いことや、プラットフォームを利用する手数料が安いことです。

代表的なサービスのShopifyなら、月額費用が25ドルで、決済手数料が4%です。

また、BASEやSTORESも手数料が平均7%くらいです。

詳しくは下記の記事に掲載していますので、そちらもご確認ください。

関連記事:ECサイトごとの各種手数料一覧を比較検証!おすすめサービスはどれ?

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ECサイトごとの手数料一覧を比較検証し、運営を始めるうえでおすすめのサービスを紹介しています。



デメリットは、自社サイトとなるため集客は自分だけの努力でしなければならないことです。

宣伝やSNSでの情報発信をしなければお客さんは来ないと思った方が良いです。

農家におすすめのECサイトはどの種類?

とりあえずECサイトをやってみたいのであれば、始めやすい産直ECサイトへの出店がおすすめです。

審査はありますが、ユーザーも絞られているので売上も立ちやすいですし、出品しやすさもあります。

また、SNSで発信していてフォロワーがある程度いたり、地域で独自ブランド商品として販売を手掛けていたりするのなら、ASP型ECサイトで独自サイトを作ることをおすすめします。

ASP型ECサイトなら手数料が安いので、ファンがある程度いればすぐに収入がアップしますし、デザインなど自由度が高いので独自性を打ち出しやすいです。

ぜひ、検討してみてください。

まとめ

農家が始めるのにおすすめのECサイトを紹介してきました。

今や、農家は生産者としてのブランドを気軽にネットで広められる時代になってきました。

多くの人にあなたのこだわりの野菜や果物を発信し、おいしい喜びを届けましょう。

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