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【ネットショップ比較】楽天市場とYahoo!ショッピングはどっちが良いのか?

更新日: 2022-12-16
【ネットショップ比較】楽天市場とYahoo!ショッピングはどっちが良いのか?

近年多くのECプラットフォームの登場により、企業だけでなく個人でECビジネスを始める方が増えています。

中でもモール型のECサイトは、比較的手軽にサイト構築ができるため、数ある構築手法の中でもいち早くECビジネスを始めることができます。

そこで今回は、モール型ECサイトの代表格でもある「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」に焦点を当てて紹介していきます。

ネットショップ比較 楽天市場とYahoo!ショッピングはどっちが良いのか?

そもそもモール型ECサイトとは?

「楽天市場」と「Yahoo!ショッピング」を比較する前に、両者のECサイトのタイプであるモール型ECサイトについておさらいしておきましょう。

そもそもモール型ECサイトは、1つのプラットフォーム上に様々な店舗が出店して商品を出品していくスタイルです。

大型のショッピングモールがオンライン上に展開されていると考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。

モール型ECサイトは、プラットフォームそのものに集客力があるため、多くのユーザーが流入してきます。

また、大手プラットフォームの場合は知名度があるため、ユーザーに信頼感を持ってもらいやすいですし、最初から安心して商品を購入することができ、売上増加に繋がりやすくなるといえます。

モール型ECサイトは各プラットフォームが用意しているテンプレートに沿ってサイトを構築するため、プログラミング技術を用いたサイト構築をする必要がありません。

そのため、プログラミング知識がない方でも簡単にサイトを構築することができ、サイト構築に関わる開発費用をカットすることができます。

ただし、出店手数料や販売手数料がかかるというデメリットもあります。

競合店と同じ商品を扱っている場合、価格競争が起きてしまう恐れがあるため、商品の出店や販売を行う際には注意が必要です。

楽天市場とYahoo!ショッピングの特徴

楽天市場とYahoo!ショッピングはそれぞれどんな特徴があるのでしょうか。まずは両者の特徴を押さえておきましょう。

楽天市場

楽天市場

サイトURL:楽天市場 公式サイト

楽天市場は、楽天グループ株式会社が運営するECモールです。

出店数は2022年6月時点で5万6826店舗となります。

楽天会員IDを持つユーザー数は1億以上となるため、圧倒的な集客を見込めるのが特徴であると言えます。

また、楽天市場はショップページを自由にカスタマイズできることも特徴の一つとして挙げられます。

店舗イメージやコンセプトに合ったショップページを作ることにより、そのままブランディングへとつながっていくことになります。

ECコンサルタントとの相談や楽天市場のノウハウを学べる講座など、これから楽天市場でECビジネスを始めていきたい方に向けたサポートサービスが充実している点も重要なポイントであるといえるでしょう。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピング

サイトURL:Yahoo!ショッピング 公式サイト

Yahoo!ショッピングは、Yahoo!JAPANが運営するECモールです。

他のECモールと比べて初期費用や月々の利用料金が無料となっており、コストをかけずにECサイトを立ち上げたいと考えている方にはオススメです。

リンクも自由に設定できるため、Yahoo!ショッピングから自社HPやリアル店舗の紹介ページに誘導することもできます。

Yahoo!ショッピングの特徴として、「ヤフオク!」や「Yahoo!JAPAN」といったYahoo!のサービスはもちろん、「LINE」や「PayPay」などといった様々なチャンネルと連携できることが挙げられます。

楽天市場とYahoo!ショッピングの比較

前章で事例として挙げた、楽天市場とYahoo!ショッピングの具体的な内容を比較していきましょう。

主に以下の点について紹介していきます。

楽天市場 Yahoo!ショッピング
出店店舗数 5万6826店
(2022年6月末時点)
約120万1,700店
(2021年12月末日時点)
会員数 1億超ID(2022年6月時点)
※楽天グループ提供のID数
2,363万ID(2021年度)
※Yahoo!プレミアム会員ID数
流通金額 5兆円
(2021年年間国内EC流通総額)
1兆700億円
(2022年3月期)
初期費用 60,000円 無料
月額料金プラン がんばれ!プラン
19,500円(月額)
スタンダードプラン
50,000円(月額)
メガショッププラン
100,000円(月額)
なし
手数料 ・システム利用料
・RMS全商品モバイル対応サービス
・楽天ペイ利用料
・楽天ポイント原資
・楽天スーパーアフィリエイト
・モールにおける取引の安全性
・利便性向上のためのシステム利用料
・ストアポイント原資負担
・キャンペーン原資負担
・アフィリエイトパートナー報酬負担
・アフィリエイト手数料
・決済手数料
機能 RMS(店舗運営システム) 専用ツール「ストアクリエイターPro」

出店店舗数

出店店舗数の数字を見ると、楽天市場に比べてYahoo!ショッピングの方が約21倍の出店数となっており、楽天市場の店舗数を大きく上回っています。

ただ、流通金額に注目してみると、Yahoo!ショッピングよりも楽天市場の方が大きく上回っており、国内のECモール市場における楽天市場の存在感は絶大であるといえます。

費用・プラン

Yahoo!ショッピングは、楽天市場に比べて非常に安く設定されています。

また、楽天市場のような料金プランも特にないため、費用として掛かるのは、各種手数料のみの負担となります。

対する楽天市場は、初期費用・プラン料金・各種手数料が費用として掛かり、その金額も他社より高い料金が設定されています。

ただ、その高い料金設定としているのは、大きく分けて2つの理由があります。

  • 集客力の高い場所に出店できる
  • 出店者へのサポート体制を整えている

集客力の高い場所に出店できる

実店舗を出すことをイメージしてみましょう。

主要都市や人気のエリアに店舗を出すと、高いテナント料が掛かります。

なぜなら、それらのエリアは客足の多いエリアだからです。

楽天市場への出店は上記イメージと同じです。

会員ID数は1億を超え、流通金額が5兆円を達しているという点から、客足の多いエリアに店舗を出店しているのと同義であるといえます。

また、定期的なセールの開催や広告などで、モールの認知度を高める施策を行い、ユーザーに対して購買意欲を促しています。

各種費用は、こうした集客の強さを維持する取り組みのための投資であるといえます。

出店者へのサポート体制を整えている

楽天市場で出店すると、各店舗に専任のECコンサルタントがつくようになり、ネットショップ運営に関するアドバイスがもらえるようになります。

また、出店者向けに「楽天大学」というサービスを提供しており、マーケティングノウハウを学べる動画や成功している先輩出店者のインタビュー動画を視聴できます。

以上の理由から、上記の料金設定となっています。

ネットショップの機能

楽天市場・Yahoo!ショッピングともに、ネットショップのページ作成や各管理業務を円滑に進めるためのツールを用意しています。

また、集客・販促ツール(メルマガ配信)といった売上アップにつながる様々な販促機能も用意されています。

操作方法や困ったことがあれば、電話によるサポート体制も受けることができるため、初めてECサイトを構築する方にも安心して利用できる仕組みを作っています。

楽天市場とYahoo!ショッピングはどちらが良いのか?

いろいろと比較してきましたが、手軽にモールへの出店に挑戦してみたい方にはYahoo!ショッピング、お金を多少かけても良いから売上を短期間に大きく広げたいのであれば楽天市場への出店がおすすめです。

ECモールに出店する目的によって出店戦略が変わるので、改めて出店を検討しているのなら手軽に出店してみたいか、最初からしっかりと大きな売上を狙っていくのか考えてみましょう。

まとめ

今回はモール型ECサイトに関する情報と、楽天市場・Yahoo!ショッピングに関する紹介をしてきました。

ASP型ECサイトや自社ECサイトに比べて、ショップページの立ち上げや集客は容易に対応できます。

その分コストは掛かりますが、経営に関する費用やプロモーション費用と考えると、妥当であるといえます。

ECモールでの出店を検討されている方は、各モールの特徴を考慮して、条件に合う出店先を選んでみてください。

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