ECサイト運営時に押させておくべきリピート施策について解説します

ECサイトを運営する際に大切なのが、ユーザーが再びECサイトを利用してくれるようにするためのリピート施策です。

リピート施策を行わなければ、売上が安定的に伸びていかないばかりか、新規顧客への集客コストばかりかかってしまいます。

また、世の中には魅力的なECサイトが溢れ返っている以上、他のECサイトに顧客を持っていかれないようにしなければなりません。

それでは、ECサイトを運営する時にいったいどんなリピート施策を行ったら良いのか、詳しく解説していきましょう。

ECサイトを運営するにあたって実施すべきリピート施策は？

ECサイトを運営するにあたって実施すべきリピート施策は、以下の通りです。

• サンクスメール
• 同梱物
• UIの改善
• ポイントやクーポン

サンクスメール

サンクスメールとは、商品を購入してもらったユーザーに対する感謝のメールのことです。

基本的にユーザーが商品を注文すると、注文商品の内容を確認するメールや、購入が完了したことを知らせるメールを送ります。

商品が届いた頃や使い始めた頃を見計らってサンクスメールを送ることで、ユーザーに効果的にアピールすることができます。

商品を購入してくれたお礼や、商品のレビューや口コミの投稿をお願いするなど、リピート率に繋がるきっかけが作れるでしょう。

同梱物

同梱物をユーザーに進呈するのも友好的なリピート施策の一つです。

特にECサイトを運営し始めたばかりの頃はリピート率を増やすことが急務なので、積極的に同梱物を進呈することが大切です。

手書きのメッセージや関連商品のカタログ、試供品の提供など、他のECサイトがやらないようなことをやることで差別化も図れます。

ただし、この方法はリピート率が増えてECサイトが成長してくるとリソースを割いている余裕がないため、初期の頃しかできないので注意しましょう。

UIの改善

ECサイトにアクセスしたユーザーにとって大切なのが、UIの問題です。

ECサイトで商品を購入しようとしたのに使いにくいようでは意味がありませんし、それだけユーザーが離れてしまう危険性があります。

たとえばサイトの表示速度が遅かったり、前の画面に戻ろうとしてもなかなか戻れず、挙句にもう一度やりなおさなければならなかったり、入力不備が頻発したりと様々です。

ユーザーに利用してもらうことを第一に考えるのであれば、UIを改善して使いやすいECサイトにすることが重要です。

ポイントやクーポン

リピート施策として簡単かつ手軽にリピート率を増やしたいなら、ポイント制のシステムやクーポンの配布などがおすすめです。

顧客が商品を購入した際に、その購入額に応じたポイントが獲得できるようにすることで、次に商品を購入する際にポイントが有効活用できるのがメリットです。

今まで購入した分のポイントを貯めれば、ポイントだけで商品が購入できるのでリピート率も大きくなります。

また、クーポンの配布は、次に商品を購入した時に割引されたり、購入特典がもらえたりするのが一般的です。

商品を購入した時に思いがけずクーポンがもらえたり、次に買い物をした時にクーポンを使ってお得に買い物ができたりすれば、自然とリピート購入を促せます。

ポイントとクーポンを利用することで、お得感を出しつつリピート率を効率良く高めることができるでしょう。

リピート施策として準備しておくべきツール

リピート施策として準備しておくべきツールは、以下の通りです。

• 会員登録機能
• メルマガ
• ハガキ
• SNS連携

それでは、リピート施策として準備しておくべきツールについて1つずつご説明しましょう。

会員登録機能

会員登録機能の搭載は、最もオーソドックスな施策の一つです。

通常、会員登録をしてない状態だと商品を購入するたびに個人情報や発送先などを入力する必要性があるので面倒に感じる人もいるでしょう。

しかし、会員登録をしていると、購入のたびに様々な情報を入力する必要性がなくなる利便性からリピートにつながりやすくなります。

また、簡単に商品が購入できるようになるだけでなく、会員限定の特典やキャンペーンなども享受できるようにすると、さらにお得感が出せるでしょう。

メルマガ

メルマガを配信してもどうせ読んでもらえないと思う人も多いかもしれませんが、そんなことはありません。

定期的なメルマガ配信はユーザーのリピート率を増やす有用な施策であり、お得な情報を配信してリピート率に結びつけることができます。

メルマガには商品を購入した後の使い方や活用情報などを記載したステップメールや、ユーザーの誕生日などに配信するバースデーメール、キャンペーン情報を記載したキャンペーンメールなどがあります。

特に普段からメルマガを開封しない人手もバースデーメールは開封率が高い傾向にあるので、ユーザーのリピート率を増やしやすくなるでしょう。

ハガキ

ユーザーに親近感を持ってもらいやすいのが、手書きのハガキです。

手書きのハガキは、わざわざ購入した自分のために制作されたものであり、商品の製造やECサイトの運営を丁寧に行っているということがアピールできます。

商品を注文してもらう前にメルマガなどを配信しても本当に受け取ってもらえているかどうかは分かりませんが、手書きのハガキであれば確実に受け取ってもらえるのがポイントです。

商品を購入してくれたユーザー全員に送ることを考えると制作の手間や時間がかかりますが、こういった手間暇をかけてこそリピート率を増やすことができるでしょう。

SNS連携

まだSNSを有効活用していない場合は、是非ともSNSを有効活用しましょう。

ユーザーがInstagramやLINE、TwitterなどのSNSと連携することによって、様々な商品や情報を発信して効率的にアピールできるのがポイントです。

SNSでユーザーに有益な情報を発信することで興味を持ってもらえますし、ECサイトにアクセスしたユーザーをSNSに誘導して連携してもらうことで更なるリピート率に繋がります。

SNSは今や数千万人以上のユーザーが利用しているビッグツールなので、これを利用しない手はないでしょう。

まとめ

ECサイトを運営する際に行うべきリピート施策について解説してきました。

どんなにデザイン性にこだわっていても、リピートを疎かにしていると他のECサイトに浮気されてしまいます。

しっかりと同梱物やサンクスメール、メルマガ、会員登録機能などを初めとする様々なリピート施策を行って、ユーザーのリピート率を増やし、ひいてはサイトのファンになってもらえることが大切です。

まだ行っていないリピート施策があるなら、これを機に始めてみてはいかがでしょうか。