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ECサイトに強い弁護士を選ぶポイントを紹介

更新日: 2022-11-30
ECサイトに強い弁護士を選ぶポイントを紹介

ECサイトの運営を行なっていく上で、民法や会社法といった法律以外にも、守らなければならない法律や規則が数多く存在します。

こういったEC分野やIT事業に関するビジネスを理解し、相談や対応を依頼できる弁護士は決して多くありません。

そこで今回は、ECサイトに詳しい弁護士を選ぶポイントや弁護士サイト、実際のECサイト運営で必要となる法務対応について紹介します。

ECサイトに強い弁護士を選ぶポイントを紹介

ECサイト運営で弁護士が必要となる法務対応

ECサイトを運営していくにあたり、以下のような法務対応の場面があります。

そんな時に法律の専門家である弁護士がチェックしてくれたり、対応してくれたりすると心強いですし、安心したECサイト運営ができるようになります。

  • 景品表示法のチェック
  • 薬機法のチェック
  • 特定商取引法のチェック
  • 利用規約のチェック
  • プライバシーポリシーのチェック
  • 著作権等の侵害への対応

景品表示法のチェック

景品表示法は、商品・サービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを規制し、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額等を制限することによって、消費者の利益を保護しています。

実際の品質よりも優れていると誤解させるような記載(「必ず」、「No.1の実績」などの記載)は「優良誤認表示」となる可能性があり、景品表示法違反となる恐れがあります。

こうした景品表示法では、消費者に過剰な宣伝になってしまったりするなどトラブルになることもあるので気を付ける必要があります。

薬機法のチェック

薬事法は、医薬品・医薬部外品・化粧品及び医療機器を取り締まる法律であり、承認された効果効能以上の表記をすると、薬機法違反となります。

例えば、医薬品ではない化粧水に対して、「アトピーが治る」や「ニキビが改善する」といった効能効果を表現すると薬機法違反となる恐れがあります。

化粧品や健康食品のECサイトを運営しているのであれば、適切な表現かどうかチェックする必要があります。

特定商取引法のチェック

ECサイトによるビジネスを行う際に、特定商取引法による規制に注意が必要となります。

ECサイト上に「特定商取引法にもとづく表記」を記載する必要があり、違反すると業務改善の指示命令や業務停止命令といった行政処分を受ける恐れがあります。

会社であれば特に問題はありませんが、個人でECサイト事業をしている場合にはどこまでの範囲を表示させるべきか(自宅住所、電話番号など)、考えなければなりません。

特定商取引法に基づく表記の書き方については、消費者庁のサイトを参照してください。

利用規約のチェック

利用規約は、ECサイトを利用する際に適用されるルールをまとめたものです。

利用規約作成の際には、予想されるトラブル内容も踏まえて、そのサイトや商品の個性、ニーズに応じたものにする必要があります。ECサイトを運営する際には、必ず定め、適切なのか確認する必要があります。

個人情報保護法関連の対応

ECサイトには、個人情報保護法に基づき、事業者は顧客の情報を適切に管理する義務があります。

そのため、顧客に対して個人情報の取扱方針(プライバシーポリシー)の表記が必要となります。

また、万が一顧客情報が流出してしまった際には適切な対応もしなければなりません。

著作権等の侵害への対応

例えば、自社ブランドの商品や説明用の画像を勝手に利用されてしまったり、自社ブランドと偽って販売していたりするサイトへの厳正な対応が必要になる場合があります。

また、逆に著作権侵害等でお問い合わせがあった際にも対応しなければなりません。

ECサイトに詳しい弁護士を選ぶポイント

ECサイトで弁護士を必要とする法務対応の事例を紹介してきましたが、どんな弁護士の方に依頼検討すればよいのでしょうか。

弁護士と一概にいっても、それぞれ専門としている分野が異なるため、目的に合った弁護士を選ぶのが重要です。

ECサイトに詳しい弁護士を選ぶポイントとして、以下の内容が挙げられます。

  • EC分野に精通しているか(専門性)
  • IT弁護の実績
  • レスポンスが早いか
  • わかりやすい説明、提案をしてくれるか

EC分野に精通しているか(専門性)

弁護士にはそれぞれ得意とする分野があります。

そのため、EC事業に関してどの程度理解しているか、ひいてはIT業界のことをどのくらい理解しているかを確認しましょう。

相談する弁護士が事業のことや業界のことを知らない状態では、貴重な相談時間を無駄にしてしまう恐れがありますし、求めている回答が得られないことも考えられます。

弁護士事務所で扱っているサービス内容や法務事例などを確認して、目的にあった相談ができるかどうか見極めましょう。

IT弁護の実績

ECサイトに限った話だけでなく、IT弁護に関して実績があるのかを知っておくのもポイントとなります。

弁護の経験があるからといって必ずしも良いというわけではありませんが、実績のある弁護士に頼むことによって、状況に関する理解が早く、相談内容に対して適切な対処法や回答をしてくれる可能性が高くなるでしょう。

弁護士サイト上では、弁護士個人の実績を公にしているサイトは少ないため、相談内容に適した弁護士サイトを見つけることができたら、相談内容と併せて実績の確認をしましょう。

レスポンスが早いか

問い合わせに対するレスポンスの早さは、仕事の早さそのものといっても過言ではありません。

弁護士はいつも忙しくしていますが、それほど時間がかからずに済むはずの問い合わせ対応のメールですら遅いようであれば、契約後の日々の仕事に関しても対応が遅れる恐れがあります。

企業にとって、ビジネスのスピードは何よりも重要な要素の一つであるため、レスポンスの早い弁護士を選ぶようにしましょう。

わかりやすい説明、提案をしてくれるか

相談の内容に対する的確な回答や、リスクに対する対処法を適切に提案してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。

弁護士に相談したはいいが、相談内容に対する回答がもらえなかったことや、難しい話をされて結局よくわからなかったという経験をした方もいるかと思います。

相談者にとってポイントとなるのは、相談内容の明確な回答や結局どうしたら良いのか、という次のアクションに繋げるための情報を得られるかどうかだと言えます。

相談内容に対してどのくらいのリスクがあるのか、それらのリスクを軽減するためにはどうしたらいいのか、最終的に会社としてどのようなアクションを起こせば良いのかなどといった、提案や回答をわかりやすく説明してくれるかどうかがポイントです。

ECサイトに詳しい弁護士サイト

ECサイトに詳しい弁護士サイトとしては、以下のサイトが挙げられます。

  • 弁護士法人 ファースト&タンデムスプリント法律事務所
  • 弁護士法人 みずき

弁護士法人 ファースト&タンデムスプリント法律事務所

弁護士法人 ファースト&タンデムスプリント法律事務所

サイトURL:弁護士法人 ファースト&タンデムスプリント法律事務所HP

弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所は、ECビジネスの「攻め」と「守り」をサポートすることをポリシーとして掲げている弁護士サイトです。

国内EC事業だけでなく越境ECに関してもワンストップで支援を行なっている点より、EC・通販法務に対して高い知見と経験を有していると言えます。

法務についての相談は、対面だけでなくビデオチャットツールとビデオ会議システムを用いて対応することができるため、全国どこからでも相談に対応できる体制を作っています。

弁護士法人 みずき

弁護士法人 みずき

サイトURL:弁護士法人 みずきHP

弁護士法人みずきは、IT法務・EC法務に関する法律相談を請け負っている弁護士サイトです。

ECサイトをこれから立ち上げていく企業のスタートアップ支援をはじめとして、既にECサイトやアプリを運営している企業の予防法務やトラブル対応など、幅広くサポートを行なっています。

本弁護士サイトは、相談内容から想定されるリスクに対する適切な対処法や質問に対する回答をわかりやすく説明するよう対応しています。

前節の弁護士サイトと同様に、対面での相談だけでなくオンライン相談にも対応しており、相談者や依頼者の相談しやすい環境を用意しています。

まとめ

今回は、ECサイトの運営で必要となる法務対応の基本情報と、EC分野に特化した弁護士を選ぶポイント、おすすめの弁護士サイトを紹介しました。

ECやIT分野に関する法務対応は、どのような弁護士でも良いわけではなく、専門性に特化したプロフェッショナルに依頼する必要があります。

弁護士事務所の指針や所属している弁護士の特徴をしっかりリサーチの上、選択するようにしましょう。

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