ECサイトで売れる画像加工のポイントは?編集に役立つサイトも紹介
ECサイトで商品を出品するときに欠かせないのが画像の加工です。
画像を加工しないと商品登録の規約違反になってしまったり、商品の魅力が伝わらなかったり、読み込みが遅かったりすると購入率が下がってしまいます。
そこで、この記事ではECサイトで売れる画像加工のポイントや画像編集するのに便利なサイトを紹介したいと思います。
売れるための画像加工のポイントとは?
ECサイトで売れるための画像加工をするには、以下のようなポイントが大切です。
- 商品がはっきりと分かること
- 読み込みされやすい画像サイズにする
- カラーバリエーションなどが一目で分かること
- 使用しているイメージが分かりやすいもの
商品がはっきりと分かること
商品がズームされて大きく見えることがポイントです。
商品の背景画像が多かったりすれば、商品の質感や素材感、見た目のクオリティが伝わりません。
写真加工をする際には、余分な部分を取り除く「切り抜き」や商品だけを切り抜く「トリミング」機能などを使っていきます。
また、モール型のECサイト(楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング等)では、規約により商品の背景画像は白にしなければなりませんので、必ず行いましょう。
さらに、写真が暗いものの場合、色合いがはっきりとわかりません。
画像加工の「補正」機能を使って、明るさを調整しましょう。
読み込みされやすい画像サイズにする
一眼レフで撮った写真などは画像の解像度が高いため、キレイで美しい写真に仕上がっていますが、あまり解像度が高いとユーザーがECサイトに訪れた時、画像の読み込み時時間がかかりすぎて、サイトから離脱される確率が高くなります。
また、モール型のECサイトでは画像サイズが決まっていることも多いです。
おすすめのサイズは、幅が1,000px~1,200pxくらいにすることです。
画像加工の機能では、「リサイズ」を行ってサイズを変更していきます。*
カラーバリエーションなどが一目で分かること
一枚の画像にすべての色の種類が分かるように商品を並べれば、ユーザーにとって色を選択しやすく購入率も上がります。
カラーバリエーションは複数の商品画像を組み合わせて貼り付けましょう。
写真の加工サイトでは、レイヤーと呼ぶ階層構造で画像を複数重ねていくことができます。
こうしたレイヤー構造により写真を組み合わせて合成画像を作りましょう。
使用しているイメージが分かりやすいもの
使用しているイメージを画像で伝えることは、ユーザーの購入率を高めることにつながるので重要です。
スタッフやモデルが商品を使用しているイメージや身に着けているイメージの写真を掲載することはアパレルECにとって欠かせません。
また、家電製品や家具などは、部屋の中にあるイメージ写真を撮れば使用する雰囲気が分かります。
こうした使用しているイメージで大切なのは、人物なら、あごや足をきちんと入れるなど人物の大きさが分かるように切り抜きをすること、部屋の写真の場合は温かみのある自然な補正を行うことです。
おすすめの画像加工サイト
画像加工には「Photoshop」のような画像加工ソフトが一般的ですが、近年はインターネット上で加工できるところが増えてきました。
そこで、役立つおすすめの画像加工サイトを紹介しておきましょう。
Pixlr(ピクセラ)
サイトURL:https://pixlr.com/jp/x/
Pixlrは、無料で利用できる画像加工サイトです。
リサイズ・補正・4:3などの比率でトリミングできることや、レイヤー構造にできるなど Photoshop顔負けの高機能です。
しかも操作が簡単なので、ECサイト初心者でも使いやすくておすすめです。
Photopea(フォトピー)
サイトURL:https://www.photopea.com/
Photopeaは、Photoshopに似たメニューや操作方法なので、Photoshopを今まで使ってきた人にも使いやすい画像加工サイトです。
無料で利用できて、Photoshopの保存形式であるPSDファイルで保存できたり、近年レスポンシブデザインの影響で利用頻度が高くなったSVGファイル形式などで保存ができたりします。
Clipping Magic
サイトURL:https://ja.clippingmagic.com/
Clipping Magicは、写真をアップするだけで自動的に人物や商品をトリミングしてくれて、背景を透明化してくれる便利なサイトです。
モール型のECサイトでは背景がないようにしないといけないので、Clipping Magicは非常に便利です。
ただ、商用目的の場合は有料プランで、月々100点のダウンロードで840円のライトプランからあります。
まとめ
ECサイトで売れるための画像加工のポイントや画像編集に便利なサイトを取り上げてきました。
画像編集を工夫するだけで購入率は上がっていきますので、紹介したサイトを利用して画像加工にチャレンジしてみてください。