ECサイトを売れるデザインにするための3つのポイントとは?
ECサイトのデザインを売れるものにしたい。
これはECサイトを立ち上げたい、リニューアルをしたいと思っているのなら必ず考えるものですよね。
いったいどんなデザインにした方が売れるECサイトになるのでしょうか。
そこで、この記事では売れるデザインのECサイトにするためのポイントや、売れているデザインの事例を取り上げていこうと思います。
売れるサイトデザインにするポイントとは?
売れるサイトデザインにするポイントは、以下の3つです。
- シンプルな配色と設計
- ファーストビューのインパクト
- 写真のクオリティ
シンプルな配色と設計
売れるECサイトのデザインは、シンプルさが重要です。
配色は白を背景にして、ヘッダーとフッターをロゴの色もしくは黒にするのが良いでしょう。
その理由は、商品画像を目立たせるためです。
ECサイトは商品を見てもらって買ってもらえるかが勝負。
商品画像を目立たせるためのデザインでないと、見てもらって終わりになってしまいます。
ファーストビューのインパクト
ECサイトにユーザーが訪れて、買ってみたいかどうかはファーストビューで決まります。
ファーストビューとは、トップページのスクロールされていない一番上の部分のことです。
ユーザーが一番先に目にするので、ここで興味を持ってくれないと、サイトから離脱されて、商品ページを見てくれません。
売れているサイトのファーストビューは、画面いっぱいに画像を目立たせたり、動画で表現したりするなど興味を惹かせることに注力しています。
写真のクオリティ
ECサイトの肝は写真のクオリティといっても過言ではないでしょう。
写真が高画質で、大きなサイズのものを取り入れるのが重要です。
特に、自社ブランドを強く訴求したいのなら、商品の質感や大きさ、利用するシーンなど、商品の良さがお店にいるような感覚で分かるようにしなければなりません。
そのため、いろんな角度の写真を高画質で撮影するか、プロのカメラマンにきちんと依頼するようにしましょう。
売れているデザインのECサイト事例
売れているデザインとして紹介するECサイトは以下の3つです。
- BODYBOSS
- 澤乃井
- KANAGU STORE
BODYBOSS
サイトURL:https://bodybossportablegym.jp
株式会社Growが運営する筋トレ器具「BODYBOSS」のECサイトです。
ファーストビューが動画になっており、男性や女性、子供もいるなど利用しているイメージが分かるようになっています。
また、キャッチフレーズの「あなたの家がジムになる」を大きく分かりやすいゴシック調で目立たせており、ブランドのイメージが分かりやすく、興味を引けるようになっています。
サイト全体も白をシンプルにした背景に、ヘッダーとフッターは黒でメリハリをつけています。
こうしたデザイン設計も功を奏したのかECサイトの売上が好調で、株式会社Growの2020年9月期EC売上高が前期比4~5倍になったとこと。
マーケティング戦略とサイトのデザイン戦略が相乗効果をもたらしていると言えるでしょう。
澤乃井
サイトURL:https://shop.sawanoi-sake.com/
元禄15年創業、東京奥多摩の地酒として有名な小澤酒造株式会社が運営するECサイトです。
ファーストビューはズーム効果を使ったスライダーで、主に水をイメージした写真の撮り方がおしゃれです。
「日本酒=きれいな水が命」というPRが上手くできています。
また、サイトの配色は白と黒ベースで、商品画像が映えるようになっています。
カテゴリ分けされたメニューも、製法、味、季節の酒ごとなどユーザーが探しやすい設計になっています。
2021年に現在のサイトにリニューアルされてからは、前年比で出荷数が2倍になった商品もあるなど成果が出ています。
KANAGU STORE
サイトURL:https://kanagu-store.com/
KANAGU STOREは、1903年に創業した住まいの金物の企画・開発・販売を手掛ける年商96億2,700万円(2021年)の大企業、アトムリビンテック株式会社が運営するギャラリーショップのオンラインストアです。
ロゴのデザイン色をベースにしたタイルがおしゃれで、ファーストビューはスライダーを使って、商品画像をメインに機能性や特徴を表しています。
また、画像の一つ一つがキレイでハイクオリティなものを使っているので、職人技で作られた商品の一つ一つが良いモノに感じられます。
さらに、手仕事している様子や職人さんの写真をあえて白黒で見せることで、ユーザーを引き付けていたり、昔ながらの伝統を連想させるような雰囲気を醸し出したりしています。
まとめ
売れるデザインのECサイトにするためのポイントや売れているデザインのECサイトを取り上げてきました。
いくら集客や宣伝が上手くいっても、ユーザーが逃げてしまうようなサイトデザインでは、せっかくの売上機会が減ってしまうことになります。
シンプルで、ファーストビューのインパクトや高画質の写真でユーザーを魅了し、商品やお店のファンになってもらえるようなデザインにしていきましょう。