ECサイト運営に欠かせない段ボール資材の選び方と探し方を解説
ECサイト運営には欠かせない梱包資材。
その中でも特に、段ボールは使用頻度が高いです。
梱包資材として段ボールを使用したいけれど「どれを選べばいいの?」「どこで買うのがおすすめ?」など迷っている方もいるでしょう。
そこで、こちらの記事では「段ボールのサイズ・形状・デザイン」の3点に視点を当てて、ECサイト運営における段ボールの選び方と探し方について解説していきます。
自分の商品に合った段ボールを選び、購入者の満足度アップへ繋げていきましょう。
段ボールの選び方
ここでは、ECサイトの発送に欠かせない段ボールの選び方について解説していきます。
段ボールは、「段ボールのサイズ・形状・デザイン」の3点に注目し、自分の商品にぴったりな段ボールを見つけましょう。
段ボールのサイズ
まずは、段ボールのサイズを決めていきます。
段ボールのサイズを決める際に大切なことは、梱包する商品のサイズに合った段ボールを選ぶことです。
適切なサイズでない段ボールを選ぶと、以下のような悪影響が出る場合があります。
- 段ボールのサイズが大きすぎる場合、余計な送料や梱包資材代がかかってしまう
- 購入者は過剰包装に良い印象を持っていないため、会社の印象が悪くなってしまう
- 段ボールのサイズが小さすぎる場合、購入者へ不安感を与えてしまう
- 適切なサイズじゃないと商品の破損の原因となってしまう
また、一般的な段ボールのサイズは、60サイズ〜160サイズとなっており、ECサイトでは60サイズや80サイズなどの持ち運びやすいサイズが多く使われています。
段ボールの形状
段ボールには、さまざまなサイズがあるだけでなく、多様な形状のものがあります。
段ボールの形状を決める際には、商品の形状や特徴に合った段ボールを選びましょう。
ここでは、一般的によく使われている段ボールの形状を5つ紹介します。
- A式段ボール箱
- B式段ボール箱
- N式段ボール箱
- タトウ式段ボール箱
- ポスター式段ボール箱
A式段ボール箱
A式段ボール箱は、幅広い用途に使用でき、最も多く出回っているタイプの段ボールです。ミカン箱のような特徴を持っています。
しっかりとテープで上面と底面を封する必要があります。
また、コストが安く強度に優れています。
B式段ボール箱
B式段ボール箱は、抜き型の作成が必要なタイプの段ボールです。
バリエーションが豊富で組み立てやすく、見た目も綺麗です。
N式段ボール箱
組み立てて使用するタイプの段ボールです。バリエーションが豊富で、コストパフォーマンスが高いです。
見た目が良いため、ギフトボックスなどにも使われます。
タトウ式段ボール箱
タトウ式段ボール箱は、書籍や衣類などの薄いものを梱包する際に使われます。
ポスター式段ボール箱
ポスター式段ボール箱は、ポスターのような細長いものを梱包する際に使われます。
段ボールの形状は、商品の形状や特徴のほか、「コスト」や「見た目の良さ」などを意識して選ぶと良いでしょう。
段ボールのデザイン
段ボールには、デザイン入りのものや色付きのものもあります。
デザイン入りや色付きの段ボールを使うことによって、購入者への印象付けができます。
ここでは、デザイン入りの段ボールを使う方法を2つ紹介します。
- 好みのデザインの既製品を使う
- オーダーメイド
好みのデザインの既製品を使う
1つ目は、好みのデザインの既製品を使う方法です。
ECサイトなどで「デザイン入り段ボール」や「カラー段ボール」などと検索し、自分の好みの段ボールがあるか探してみましょう。
オーダーメイド
2つ目は、オーダーメイドする方法です。
オーダーメイドのメリットは、デザインの幅が広がることはもちろん、自社のロゴを入れるなどすることで、梱包を1つのブランディングの手段として使えることです。
他者との差別化を図りたい方には、デザイン入りの段ボールやカラー段ボールの使用をおすすめします。
ただ、通常の茶色い段ボールに比べコストがかかってしまう点には注意しましょう。
その他に必要な梱包資材
自分の使いたい段ボールのイメージが湧いてきましたか?
実は、段ボールの他にも梱包資材として準備しておくべきものがいくつかあります。
まず、段ボールとセットで揃えておきたいのは「テープ」と「緩衝材」です。
一言で「テープ」と「緩衝材」と言っても、さまざまな種類があるので費用や特徴などを比較して選びましょう。
また、ギフト梱包に対応しているECサイトの場合は、ラッピング用品の準備も忘れないようにしましょう。
段ボールの探し方
ここからは、おすすめの段ボール購入方法を以下のように4つ紹介していきます。
- 配送業者から購入する
- 段ボール専門店で購入する
- モール型ECサイトで購入する
- 100均で購入する
選び方のポイントである「段ボールのサイズ・形状・デザイン」について触れながら、それぞれの購入方法のメリットやデメリットについて解説していきます。
配送業者から購入する
「日本郵政」や「ヤマト運輸」などの配送業者からも段ボールを購入することができます。
梱包と配送の作業を1ステップでできるため、手軽さを重視している方におすすめの方法です。
段ボールのサイズや形状は、一般的によく使われるものが取り揃えてあります。
例えば、ヤマト運輸は「パソコン宅急便BOX」や「アートボックス」など商品の形状や特徴に合った段ボールをいくつか販売しています。
また、デザインに関しては、配送業者のロゴ入りのため自由度は低いです。
機能性としては充分ですが、選択肢はあまり多くないため、形状やデザインに細かな希望がある方は他の購入方法も検討してみましょう。
段ボール専門店で購入する
「ダンボールワン」などの段ボール専門店で段ボールを購入する方法もあります。
サイトURL:ダンボールワン公式サイト
段ボールの専門店ということだけあって、多様なサイズ・形状・デザインの段ボールを探すことができます。
段ボールの種類が豊富であることに加え、充実した検索機能や、段ボール以外の梱包資材も豊富に取り扱っている点が特徴的です。
さらに、オーダーメイドにも対応しているため、自分の希望通りの段ボールが手に入りやすいです。
段ボールの形状やデザインにこだわりたい方、コストを重視している方に段ボール専門店の利用をおすすめします。
モール型ECサイトで購入する
「Amazon」や「楽天市場」などのモール型ECサイトでも段ボールを購入することができます。
モール型ECサイトでは、多様なサイズ・形状・デザインの段ボールを探すことができます。
検索をかければ、ほとんどの場合、自分の希望通りの段ボールが数多くヒットするでしょう。
普段のオンラインショッピングの感覚で、さまざまな会社の商品を比較することができるため、手軽さやコストを重視している方におすすめの方法です。
100均で購入する
「Seria」や「ダイソー」などの100均でも段ボールを購入することができます。
100均は、全国に多数の店舗があります。実店舗に行けば、ECサイトのように商品の到着を待つことなく、欲しい分だけ資材を購入することが可能です。
そのため、急いで梱包資材を準備しなければいけない場合や、必要な資材が少量である場合などに便利です。
商品が大きい・重たい・形状が特殊などの場合は、他の購入方法も検討してみましょう。
まとめ
今回は、ECサイト運営における段ボールの選び方と探し方について解説してきました。
「段ボールのサイズ・形状・デザイン」の3点を意識すると、自分の商品に合った段ボールが絞れてきます。
また、段ボールの探し方にもさまざまな方法があるので、それぞれのメリットとデメリットを比較しながら条件に合ったものを選びましょう。
商品を無事に購入者へ届けることを第一目的とし、適切な梱包をすることで購入者に良い印象を残せるようにしていきましょう。