Shopifyの特徴を他ECサイトと比較して解説!活用しやすいタイプも紹介

昨今、様々なECプラットフォームの出現によって、誰でも手軽にネットショップを作ることができるようになりました。
中でもShopifyは他のECプラットフォームと比べると、手軽にクオリティの高いECサイトを構築することができます。
そこで今回は、『BASE』・『Amazon』・『楽天市場』を例に、Shopifyとの違いを比較しながらShopifyの特徴を分析し、Shopifyを活用するのに向いている人はどんなタイプなのかを解説していきます。
自社ECサイトとECモールの違い
ECサイトは大きく2種類に分けることができます。それが『自社ECサイト』と『ECモール』です。
ShopifyやBASEは、『自社ECサイト』に分類されます。自社ECサイトは、自らネットショップを開設してショップ運営をしていくスタイルです。
サイトデザインのカスタマイズや、ショップ運用をスムーズに行うための機能を構築したりなど、ショップブランドに合わせて自由にサイト構築を行うことができます。
対してAmazonや楽天市場は、『ECモール』に分類されます。ECモールは、1つのプラットフォーム上に、様々な店舗が出店して商品を出品していくスタイルです。
大型のショッピングモールがオンライン上に展開されていると考えるとイメージしやすいのではないでしょうか。
これら踏まえて、Shopifyと各ECサイトを比較していきます。
他のECサイトとの違い
Shopifyと他のECサイトを比較した際、以下の点に違いがあるといえます。
- 運用コストが低い
- カスタマイズ性が高い
- 販売力を高める手段が豊富
- ECモールとの連携ができる
運用コストが低い
Shopifyは他のECサイトに比べて、運用コストが低いです。
以下は、各ECサイトの契約プランに関する運用費用をまとめたものです。
なお、各契約プランはそれぞれのECサイト内で、費用が安いものを対象としています。
Shopify | BASE | Amazon | 楽天市場 | |
---|---|---|---|---|
対象プラン | 基本プラン | スタンダードプラン | 小口出店プラン | がんばれ!プラン |
初期費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 60,000円 |
月額費用 | 約3,000円 | 無料 | 無料 | 19,500円 |
販売手数料 | 無料 | 3% | 8?15% + 100円 | 3.5?7% |
決済手数料 | 3.4% | 3.6% + 40円 | なし | 2.5?3.5% |
楽天市場は、初期費用をはじめ月額費用や販売手数料等を見ても、Shopifyよりも運用コストが高いことが分かります。
BASEとAmazonは、月額費用はそれぞれ無料ですが、販売手数料と決済手数料がShopifyよりも高いです。
各種手数料は、1回購入するごとに費用が掛かるため、商品が多く売れるほど運用コストは高くなっていきます。
そのため、ある一定以上の売上に到達すると、Shopifyの運用コストよりも高くなります。
ShopifyとBASE、Amazonの運用コストの推移を比較します。
※ BASE・Amazonはそれぞれ月額無料プランで試算
販売額 | Shopify 月額 + 手数料の合計 |
BASE 月額 + 手数料の合計 |
Amazon 月額 + 手数料の合計 |
---|---|---|---|
50,000円 | 4,700円 | 3,000円 | 4,100円 |
60,000円 | 5,040円 | 3,600円 | 4,900円 |
70,000円 | 5,380円 | 4,200円 | 5,700円 |
80,000円 | 5,720円 | 4,800円 | 6,500円 |
90,000円 | 6,060円 | 5,400円 | 7,300円 |
100,000円 | 6,400円 | 6,000円 | 8,100円 |
110,000円 | 6,740円 | 6,600円 | 8,900円 |
120,000円 | 7,080円 | 7,200円 | 9,700円 |
130,000円 | 7,420円 | 7,800円 | 10,500円 |
参考サイト: 【どちらを選ぶ?】ShopifyとBASEを比較して選ぶ基準をまとめました
上記の推移表からも分かるように、BASEは約12万円、Amazonは約7万円以上がShopifyのコストよりも割高になる逆転ポイントとなります。
ショップ開設を行う段階で、これらを将来的な売上目標として目指していくならば、Shopifyの方が運用コストを抑えたショップ運営が行うことができます。
カスタマイズ性が高い
Amazonや楽天市場のようなECモールは、それぞれのプラットフォームが用意している固定のテンプレートによって出店ページを作成します。
そのため、店舗独自のデザインや機能を自由にカスタマイズすることができません。
ShopifyやBASEは、デザインテンプレートとアプリケーションを自由に組み合わせてサイトを構築できます。
それぞれのテンプレートとアプリケーションの数を比較してみると、以下の通りとなります。(※2022年5月時点)
Shopify | BASE | |
---|---|---|
テンプレート数(公式サイト提供のみ) | (無料)17種類 (有料)79種類 |
(無料)11種類 (有料)64種類 |
アプリケーション数(有料含む) | 7,225種類 | 90種類 |
参考サイト
(Shopifyのテンプレート) Shopify themes
(Shopifyのアプリ)Shopify app store
(BASEのテンプレート)BASE -無料テンプレート-
(BASEのアプリ)BASE Apps
上記から分かるように、BASEよりもShopifyの方がテンプレートの選択肢が多く、アプリケーションの数は、圧倒的にShopifyの方が多いことが見て分かります。
用意されているテンプレートとアプリケーションが多過ぎて、選びきれないのではないかという懸念もあるかと思います。
ですが、選択肢が多くあれば、それだけ自分のショップブランドにマッチするテンプレートや機能を見つけるチャンスがあるため、選べる選択肢が多いことは他のECサイトと違った点であるといえます。
販売力を高める手段が豊富
Shopifyは売上を向上させるための手段を多く用意しています。
FacebookやInstagram、TikTokなどのSNSと連携することで、SNS上で商品情報を公開したり、SNS広告を出稿したりすることで販売ページへの流入を促すことができます。
また、既に運営しているウェブサイトやブログに、購入ボタンを配置することができます。
購入ボタンを配置することで、Shopifyで管理している商品を外部のウェブサイトでも手軽に購入することができます。
BASEにも同様の機能がありますが、HTMLの編集をする手間がかかるのに対して、Shopifyは管理画面から手順通りにクリック操作するだけで、簡単に設定することができます。
Amazonにも販売力を高めるための広告機能がありますが、月額無料のプランでは使うことができないため、有料プランの契約が必須となります。
楽天市場も月額オプションとして、「R-SNS」という店舗と各種SNSを連携するサービスを提供しています。
ただ、運用コストがどうしても高くなってしまうため、ショップ開設時にどのくらい費用が掛けられるか計画して運用していく必要があります。
運用コスト抑えて販売チャネル数を多く活用できるのは、Shopifyの強みであり、他のECサイトと違った点であるといえます。
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ECモールとの連携ができる
Shopifyは、Amazonと楽天市場に対して、販売チャネルを連携することができます。
連携を行う際、各ECモールへの出店登録が必要となりますが、連携することで、注文管理や在庫管理を全てShopifyによって一元管理することができます。
2つのECサイトを同時並行で運用していくには、資金力が必要となってきますが、大手ECモールの知名度やブランド力を活用して、幅広く商品の販売やプロモーションをしていくことができます。
ショップを開設して、いきなり連携するのはリスクもあり難しいため、将来的な運営計画の一つの選択肢として考慮してもよいかもしれません。
Shopifyを活用するのに向いているタイプ
Shopifyと各ECサイトとの違いを解説してきました。
これらの違いを踏まえて、以下に該当する方はShopifyでのショップ運営に向いているといえます。
- 将来的な目標が明確
- こだわったサイトを作りたい
- 販売チャネルを多く活用したい
将来的な目標が明確
「副業で少し自作のアクセサリーを販売したい」や「月額3,000円を払うのが厳しい」という方は、Shopifyではなく、BASEやAmazonを活用した方が良いです。
「毎月12万円以上の売上を目標としたショップ運営をしていく」や「ゆくゆくはECモールにも出店したい」など、「明確な目標が定まっている」 のであれば、Shopifyはその目標を実現させるための有効な手段になり得るといえます。
こだわったサイトを作りたい
固定化されたデザインテンプレートを使用したサイトではなく、販売する商品に合わせて自由にデザインを選びたい方や、ショップ運営に掛かる業務を簡便化していきたいと考えている方は、Shopifyを活用していくことをオススメします。
2022年5月時点で、Shopifyは7000種類以上のアプリケーションと、90種類以上のデザインテンプレートを用意しています。
そのため、ショップのブランドイメージにマッチするものを厳選することができ、自分の理想とするショップを実現することができます。
自分の商品ブランドにこだわりを持っていて、同種のECサイトと差別化していきたいと考えている方に適しているといえます。
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販売チャネルを多く活用したい
手軽に各SNSとの連携を行いたい方や、将来的な販売経路を増やしていきたいと考えている方にはオススメです。
販売チャネルを多く確保できれば、確保した分だけ自分のショップや商品のことを認知してもらえるキッカケとなり、そこから売上に繋げていくチャンスを作ることができます。
どのSNSから、ショップへ流入しているのかを分析することもできるため、各媒体に応じたセールスプロモーションを行うことができます。
販売チャネルが豊富に用意されているのは、Shopifyのメリットの一つでもあるため、このメリットを有効活用したいと考えている方にはオススメできます。
まとめ
Shopifyと各ECサイトの違いと、Shopifyを運用していくのに向いているタイプについて解説してきました。
Shopifyは各ECサイトと比べると、自由度の高いプラットフォームだということがお分かりいただけたかと思います。
様々なニーズに応じたショップ運営ができるため、最終的に自分のショップは何をゴールとして運用していくのかを決めるのが最も重要であるといえます。
ゴール設定を明確にして、理想とするショップ運営を実現していきましょう。