ShopifyとWooCommerceの料金と機能を徹底比較
ShopifyとWooCommerceは、オンラインストアを作るための有力なプラットフォームです。
この記事では、料金や機能といった観点から徹底的に比較します。
自分に合ったプラットフォームを選択して、効果的なストア運用に役立ててください。
ShopifyとWooCommerceの料金と手数料の違い
ShopifyとWooCommerceのプランと月額料金、決済手数料について比較します。
Shopifyは、月額料金がかかりますが、ドメインやSSL証明書、サーバー費用などが含まれています。
また、Shopifyペイメントを利用すると、低い決済手数料で済みます。
Shopifyは、初めてECサイトを作る方におすすめです。
WooCommerceは、無料で利用できますが、WordPressサイトや拡張機能に費用がかかります。
また、WooCommerceはStripeやPayPalなどの決済代行サービスを利用すると、高い決済手数料がかかります。
Shopifyのプランと月額料金
サイトURL:Shopify 公式サイト
Shopifyは、ECサイトを作るためのプラットフォームです。
特徴としては、サーバーの用意が不要で、2段階のログイン認証やSSL設定がされているなどセキュリティ対策が備わっているなど、運営初心者でも安心してECサイトを始められることです。
Shopifyには、ベーシックプラン、スタンダードプラン、プレミアムプランの3つのプランがあります。
それぞれのプランによって、月額料金や手数料、機能などが異なります。以下に表でまとめました。
プラン | 月額料金 | 国内発行のカード手数料 | 海外発行のカード/AMEX手数料 | Shopifyペイメント以外の決済サービス追加料金 | スタッフアカウント数 | レポート機能 | 自動計算送料 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ベーシックプラン | 29USドル | 3.40% | 3.90% | 2.00% | 2 | ◯(簡易) | × |
スタンダードプラン | 79USドル | 3.30% | 3.85% | 1.00% | 5 | ◯(標準) | × |
プレミアムプラン | 299USドル | 3.25% | 3.80% | 0.50% | 15 | ◯(高度) | ◯ |
Shopifyのプランは、自分のECサイトの規模や目的に合わせて選択できます。
それぞれのプランでは、下記のような方がおすすめです。
- ベーシックプラン:ECサイトを始めるのが初めてで、必要最低限の機能で運営したい方
- スタンダードプラン:ECサイト運営経験があり、売上を伸ばしたい方
- プレミアムプラン:大規模なECサイトで、高度なレポート機能や自動計算送料などで効率化したい方
WooCommerceのプランと月額料金
サイトURL:WooCommerce 公式ページ(WordPress)
WooCommerceはWordPressというホームページ制作サービスに追加できるプラグインで、ショッピングカート機能や在庫管理機能などが利用できます。
WooCommerce自体は無料で利用できますが、WordPressサイトを作るためにはドメインやSSL証明書、サーバー費用などがかかります。
また、WooCommerceにはさまざまな有料の拡張機能があり、ポイントカードシステムやセキュリティ対策などが追加できます。
WooCommerceの月額料金は、WordPressサイトや拡張機能によって異なり、WordPressサイトの費用は、ドメインやSSL証明書、サーバーのプランによります。
WordPressサイトの基本的な費用としては、ドメインが年間1,000円〜3,000円、SSL証明書が年間1,000円〜10,000円、サーバーが月額500円〜5,000円程度です。
また、拡張機能の費用は、年間5,000円〜20,000円程度です。
WooCommerceのプランは、自分のWordPressサイトの設定や目的に合わせて選択できます。
カスタマイズ性が高く、自分の好きなデザインや機能を追加できますが、カスタマイズするためにはWordPressやコーディングの知識が必要です。
また、サーバーやセキュリティなどの管理も自分で行わなければなりません。
ShopifyとWooCommerceの決済手数料の比較
ShopifyとWooCommerceの決済手数料は、決済方法やプロバイダーによって変わります。
以下の表にて分かりやすくまとめています。
決済方法 | Shopify | WooCommerce |
---|---|---|
クレジットカード | 3.4%〜3.25%(国内発行) 3.9%〜3.8%(海外発行/AMEX) |
3.6%(Stripe) 5.4%(PayPal) |
Apple Pay | 3.4%〜3.25%(国内発行) 3.9%〜3.8%(海外発行/AMEX) |
3.6%(Stripe) |
Google Pay | 3.4%〜3.25%(国内発行) 3.9%〜3.8%(海外発行/AMEX) |
3.6%(Stripe) |
Amazon Pay | 2.0%〜0.5%(追加料金) 2.9%+30セント(Amazon Pay手数料) |
2.9%+30セント(Amazon Pay手数料) |
コンビニ決済 | 2.0%〜0.5%(追加料金) | 5%+20円(KOMOJU手数料) |
表からわかるように、ShopifyとWooCommerceでは、クレジットカードやApple Payなどの決済手数料に大きな差があります。
Shopifyペイメントを利用すると低い手数料で決済できますが、Shopifyペイメント以外の決済方法を利用すると追加料金がかかる場合があります。
WooCommerceは、StripeやPayPalなどの決済代行サービスを利用すると、高い手数料がかかりますが、追加料金はかかりません。
ShopifyとWooCommerceでは、決済手数料も価格も異なります。
自分のECサイトの規模や目的に合わせて、最適なプランや決済方法を選びましょう。
ShopifyとWooCommerceの機能やデザイン性の比較
ShopifyとWooCommerceの機能やデザイン性を比較します。
Shopifyの場合
Shopifyでは、テーマやアプリを選んで設定するだけで、ショップの見た目や機能を変えることができます。
テーマには、無料や有料を含め、100種類以上あります。
直感で編集することもできたり、コードの変更で細かなカスタマイズもできたりします。
WooCommerceの場合
WooCommerceでは、WordPressのテーマやプラグインを使って、ショップの見た目や機能を選択できます。
Wordpressのテーマは無料、有料含めて8,000種類以上あります。
ただ、テーマの中ではコードによるカスタマイズしかできないものもありますので、注意が必要です。
ShopifyとWooCommerceのSEO対策や集客機能の比較
ShopifyとWooCommerceのSEO対策や集客機能の違いをそれぞれ見てましょう。
Shopifyの場合
URLやメタタグなどの基本的なSEO設定が簡単で、ブログ作成やSNS連携などのコンテンツマーケティング機能もあります。
さらにShopifyでは、GoogleショッピングやFacebookショッピングなどの広告ツールを使ったり、集客アプリをインストールしたりして簡単に商品を宣伝できます。
WooCommerceの場合
WordPressのプラグインを使ってURLやメタタグなどのSEO設定を細かく行えるうえに、WordPressはブログ機能が充実しているためコンテンツマーケティングに適しています。
また、プラグインをインストールしてマーケティング機能を拡張させることができます。
ただし、広告は連携機能がないため、別のサービスで広告管理を行う必要があります。
まとめ
ShopifyとWooCommerceの料金と機能を紹介しました。
まとめると以下のとおりです。
- Shopifyは、サーバー不要でセキュリティ対策も万全でコード知識がなくても構築できるので、ECサイト初心者におすすめ
- WooCommerceは、既存のWordpressサイトやサーバーがあれば費用が抑えられることもあるので、WEBサイト知識のある経験者におすすめ
Shopify、WooCommerceの両方ともECサイトとして十分な機能が備わっています。
ですので、自身や、自社の現在の状況に合わせて、ベストな方を選んでみてください。