ShopifyでNP後払いは可能か?設定方法は?NP後払いのメリット
Shopifyは多彩な決済手段を利用できることから、ECサイトを作る選択肢として支持を得ています。
そこで気になるのが後払い決済の一つ「NP後払い」がShopifyでもできるのかと点です。
この記事では、ShopifyでNP後払いができるのか、そして設定方法や導入メリットについて解説したいと思います。
NP後払いとは後払い決済サービスのこと
NP後払いとは、株式会社ネットプロテクションズが提供する事業者向けの後払い決済サービスです。
URL:https://www.netprotections.com/
法人や個人事業主でも利用が可能となり、導入することで、顧客ユーザーは後払い決済を利用できます。
後払い決済とは、借金の意味合いが強い傾向にあるようですが、それを言うならクレジットカードでも同じことです。
クレジットカードは後払い方式で、引き落とし日になれば、銀行口座から利用金額分を自動的に引き落とされます。
支払えるお金はあるけど、現金が手元にないという人にとって、後払い決済は助かるというわけです。
NP後払いを導入する側も、売り上げアップなどのメリットもあります。
ShopifyにNP後払いの導入が可能!設定方法を解説
Shopifyでは、NP後払い決済が利用可能になっています。
それでは、ShopifyでNP後払い決済を導入する方法を具体的に解説していこうと思います。
NP後払いとの契約を結ぶことから始める
まずはNP後払いにアクセスして、申し込みするところから始めます。
次は必要書類ですが、必要書類は以下の通りです。
法人の場合 | 個人事業主の場合 |
---|---|
登記簿謄本 履歴事項全部証明書 スキャンデータ ※発行3ヶ月以内のもの 印鑑証明書 スキャンデータ ※発行3ヶ月以内のもの |
代表者の住民票 スキャンデータ ※発行3ヶ月以内のもの 代表者の印鑑証明書 スキャンデータ ※発行3ヶ月以内のもの 個人事業の開廃業届けのスキャンデータ 又は税務申告書のスキャンデータ |
参考URL:https://www.netprotections.com/service/introduce/
法人と個人事業主それぞれ、必要書類が異なるので注意しましょう。
必要書類を用意できたら、NP後払いの利用を申し込みます。
申し込み後、家名審査に入り、審査が終わるのは10営業日かかるとのことです。
混雑状況や内容によって、審査が10営業日以上に長引く場合があります。
審査が終えて合格になったら、申し込み作業は終了です。
ShopifyにNP後払いを導入しよう
次はShopifyで、NP後払いの導入作業に入ります。
Shopifyの決済設定画面に入り、「手動の決済方法」を選択します。次は「その他の決済方法を作成する」すると、入力画面が表示されるはずです。
入力画面が表示されましたら、以下の内容を正確に入力していきます。
- その他決済方法の名前(NP後払いと記入)
- 詳細
- 支払い手順
正確に入力しないと、後払い決済が機能しません。
問題がなければ「有効にする」をクリックします。
これで、ShopifyにNP後払いの導入手続きが完了です。
NP後払いを導入する6つのメリット
後払いを導入するメリットは主に6つあります。その6つを個々に挙げて、解説していきます。
クレジットカードを持たない人をターゲットにできる
主婦や学生の多くはクレジットカードを持っておらず、後払いできないのが一般的でした。
確かに、顧客ユーザーにとって、後払いができるECサイトは魅力と言っても過言ではありません。
手元に現金はないが、欲しい商品を購入できるからです。
NP後払いはクレジットカードを必要とせず、後払いができます。
クレジットカードを持っていない人をターゲットにできるというわけです。
売り上げアップが見込める
クレジットカードを持っていない客層を取り込めるので、売り上げアップが見込めます。
どのくらい売り上げを上げられるかはECサイトによって異なりますが、顧客ユーザーが増えると売り上げアップにつながるのは、ECサイトに限った話ではありません。
需要の高い決済手段を多く用意することで、それで支払いたいという顧客ユーザーを取り込めるというわけです。
未回収のリスクを軽減できる
後払い決済で一番リスクがあるのは、未回収です。
未払いの料金を回収できない場合、店側の損失となり、経営に大きなダメージを受けます。
だけどNP後払いの場合、提供している株式会社ネットプロテクションズが未払いの料金を100%立て替えてくれるので、店側は安心して経営に集中できるというわけです。
ちなみに、顧客ユーザーが料金を支払わずに後払い決済を踏み倒した場合、信用情報機関にブラックリストに登録され、以降はクレジットカードやローンを作れなくなります。
事業者と顧客ユーザーに限らず、料金をちゃんと支払うことが大切です。
コスト削減と業務効率化が見込める
請求業務をネットプロテクションズがアウトソーシングしてくれるので、コスト削減と業務効率化が見込めます。
※アウトソーシング:業務の一部を外部に委託することを意味する。
請求業務に関するノウハウを蓄積できないというデメリットはあるものの、専門知識を持った方々が業務に携わってくれるので、安心して集中できます。
セキュリティが徹底しているため個人情報の漏洩はない
NP後払いはセキュリティを徹底しているという特徴を持ち、個人情報が漏洩したというケースは今のところありません。 ※2022年6月1日時点
セキュリティを徹底しているという根拠はこちらです。
- 国際標準規格 「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」を取得
- プライバシーマーク使用の認可
個人情報の漏洩がひとつでもあれば、社会的信用が揺らぎ、経営の損失は免れません。
そのためには、徹底したセキュリティの導入が求められます。
NP後払いはセキュリティが徹底しているので、安心してお使いいただいても問題はありません。
導入や販売促進などのサポートがある
ShopifyにNP後払いの導入もサポート対象となります。
審査を通過したのは良いが、導入につまずいているという人にとっては、大きな助けとなるわけです。
また、販売促進のサポートも行っております。
顧客ユーザーが商品を購入すると、商品を購入した顧客にNPポイントが付与されるというものです。
NPポイントは、一定以上のポイントを溜めれば、好きな商品と交換できます。
自分の商品を購入してくれたらNPポイントを付与する、という機能をECサイトは利用できるというわけです。
NP後払いを導入するデメリット
NP後払いを導入するにもデメリットがあります。そのデメリットを個々に挙げて、解説していきます。
導入と設定のハードルが少し高い
ShopifyにNP後払いを導入する場合、全て手動で設定しなければなりません。
そのため、慣れない人にとっては、導入と設定のハードルが少し高いと感じるでしょう。
顧客ユーザーは分割払いが利用できない
NP後払いで、顧客ユーザーは分割払いが利用できません。全て一括払いという形で、後払いで決済する必要があります。
確かに、高額商品を購入するために分割払いを選ぶ顧客ユーザーは少なくありません。
分割払いさえできれば、経済的負担が軽くて済みます。
しかし、NP後払いは分割払いに対応していません。
高額商品の購入を希望する顧客ユーザーにとって、ハードルが高いと言わざるを得ないでしょう。
利用限度額が55,000円(税込)であること
利用限度額が55,000円(税込)であることも、デメリットのひとつです。
しかし、月に55,000円(税込)以上買い物する顧客ユーザーはあまりおらず、デメリットのうちに入らないと言えます。
このデメリットに関しては、あまり気にしなくても良いでしょう。
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まとめ
ShopifyでNP後払いを導入できるのかについて紹介しましたが、確かに法人や個人事業主問わず、導入は可能です。利用料金こそかかりますが、月額料金0円から始められ、売り上げアップなどにつなげられることを考えると、コスパは高いと言えます。
月額料金0円から始められるので、売り上げアップのために、NP後払いをShopifyに導入しましょう。