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Shopifyを導入したアパレルブランドの事例紹介と成功ポイント

更新日: 2022-06-10
Shopifyを導入したアパレルブランドの事例紹介と成功ポイント

ShopifyをはじめとしたECサイトの普及により、誰もが気軽にオンラインショップを開設することができるようになりました。

中でもアパレルのオンラインショップは、個人や小規模の会社、大手のアパレルブランドがECサイトを用いて、幅広くビジネスを展開しています。

そこで今回は、Shopifyを導入したアパレルブランドの事例紹介と、各ショップが成功している要因を考察します。

Shopifyを導入したアパレルブランドの事例紹介と成功ポイント

Shopifyを導入したアパレルブランド

Shopifyを導入したアパレルブランドは、国内・海外問わず数多く存在します。その中で今回は以下の成功しているブランドを紹介します。

  • Allbirds
  • COHINA
  • 土屋鞄製造所
  • C2

Allbirds

![Allbirds](/img/blogs/shopify-appare/2.png)

サイトURL:https://allbirds.jp/

Allbirdsは、2016年3月にサンフランシスコで誕生した、スニーカーを中心としたアパレルブランドで、創業から2年間で100万足以上を販売しました。

2020年1月に日本上陸を果たし、同年4月にはオンラインショップをShopifyでオープンしました。

Allbirdsは実店舗とオンラインショップでビジネスを展開しており、実店舗ではShopify POSを活用した接客を行なっています。

Shopify POSの端末にメールアドレスを入力すると、そのアドレスに電子レシートが届き、紙レシートを使用しない取り組みをしています。

また、Shopify POSを使うことで、その場で在庫確認を行うことができ、在庫がない場合はその場でオンライン購入して自宅へ届けることができます。

COHINA

COHINA

サイトURL:https://cohina.net/

COHINAは、身長155cm以下の小柄な女性向けのアパレルブランドです。

2017年11月にShopifyを使用してオンラインショップをオープンし、2019年3月時点で月商5,000万円を突破しました。

2019年度の売上前年比2.2倍、顧客数前年比2.8倍を達成し、多くのユーザーに支持されています。

Shopifyが持つ販売チャネルの中で、Instagramを活用した販売促進を行なっており、フォロワーは2022年6月時点で24万人を超え、共感を重視したインスタライブによる販売が話題となっています。

実店舗を持たないオンラインショップであるからこそ、「自分達のお店は毎日オープンしているから見にきてほしい」というメッセージを込めて、365日インスタライブを行ない、商品紹介やコーディネート紹介を行なっています。

※参考サイト:https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/senpai/senpai95/


土屋鞄製造所

土屋鞄製造所

サイトURL:https://tsuchiya-kaban.jp/

土屋鞄製造所は、1965年に誕生したランドセルや大人向け鞄などの革製品を取り扱っている老舗ブランドです。

2019年4月にShopifyの導入を決めて、同年12月にオンラインショップをローンチしました。

顧客満足とブランド価値を高めるために、新たなプラットフォームの選定と体制づくりを検討し、理想としたのが「スモールチームで改善を自走できる組織・運用」であり、これらを実現するために検討したのが、Shopifyの導入でした。

Shopify導入後の土屋鞄は、マーケティング活動やさまざまな施策を増やすことができたと感じており、理想としていた体制づくりを実現することができました。

その結果、顧客満足とブランド価値を高めるための活動に集中できるようになりました。

中でもメールマーケティングなどのマーケティングオートメーションを設定できるアプリ「Klaviyo」は、理想を実現するために重宝しており、ブランド価値を高めるための手段の一つとしています。

C2

![C2](/img/blogs/shopify-appare/5.png)

サイトURL:https://tri-co.jp/

C2は、映像作家として高い評価を得ているアーティストのCHA2が運営しているアパレルブランドです。

Shopifyとオンデマンド印刷サービスである「Printful」を連携させたオンラインショップを開設し、「近未来のワクワク感」を活かした全面プリントのTシャツを販売しています。

Printfulと連携することで、在庫を抱えずにオリジナル商品を販売できます。

また、海外配送が可能であるため、国内に限らず世界中へ販売が可能です。

C2はTwitterやInstagramをはじめとしたSNSと連携をしており、国内や海外のユーザーからの流入経路を広く用意しています。

各ショップが成功している要因

ここまで4つのアパレルブランドの事例を紹介してきましたが、これらのショップが成功している要因は何なのでしょうか。以下が考えられます。

  • Shopifyアプリの活用
  • 販売チャネルの活用

Shopifyアプリの活用

Shopifyが提供しているアプリを有効的に活用している点が考えられます。

Allbirdsの場合は、Shopify POSを活用することによって実店舗とオンラインショップの在庫を一元管理しています。

店頭在庫がないならオンラインショップを紹介するという導線を用意しておくことで、販売タイミングの損失を防ぐことができ、タイミングを見逃さない販売活動ができます。

C2の場合は、Printfulと連携することで、デザインしたデータや画像によって作成した商品をShopifyへ出品することができます。

Printfulはオンデマンド印刷サービスの中でも、海外への配送が可能であり、越境ECに対応しているShopifyとの親和性が高いため、世界中のユーザーへ広く販売活動ができます。

Shopifyは多くのアプリを提供しているので、最大効果が得られるアプリを見つけることが成功へ近づくことに繋がっていくと考察できます。

販売チャネルの活用

オンラインショップへの流入経路を増やすために、販売チャネルを複数用意している点が考えられます。

ショップを認知してもらうためには、SNSを利用した情報発信はもはや必須事項であるといえます。

今回紹介した、4つのショップ全てがInstagramからオンラインショップへの流入経路を用意しています。

ユーザーにとって、Instagramは商品を見る場であり、他の商品との比較検討を行う場になっていると考えられるため、オンラインショップ運営を行う中で、売上増加に繋がってくる販売チャネルであるといえます。

中でも、今回紹介したCOHINAのInstagramの活用方法は有効的で、「小柄な女性」が抱えている洋服の悩みを解決するための情報発信と併せて、ユーザーのニーズに合った商品を提案しています。

また、実際に商品を試着する姿をリアルタイムで伝えるインスタライブを用いたプロモーションを行うことで、ユーザーは商品に対するイメージをさらに詳細化することができるため、販売に繋がっていくことが考えられます。

販売チャネルの多さは、商品を購入するユーザーの利便性を高めることに繋がり、ショップへの売上増加にも繋がっていくと考察できます。

まとめ

Shopifyを導入しているアパレルブランドと、それらのショップが成功している要因について考察してきました。

最終的にオンラインショップが成功するかどうかは、各ショップオーナーが掲げるミッションやビジョンを実現できているかどうかが重要であるといえます。

あくまでShopifyが提供するサービスは、それらを実現するための手段でしかありません。

何を目指してショップ運営していくかを検討した上で、Shopifyを有効活用して理想のオンラインショップを実現していきましょう。

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