ShopifyとLINEを連携する方法や効果的な使い方を紹介
メディアで取り上げられるケースが増えているShopifyとLINEの連携。
事業を行っている方のなかには、「連携できることは知っているけど、なにができるようになるの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ShopifyとLINEを連携する方法や、具体的なメリットをわかりやすく解説していきます。
具体的な手順だけでなく、メリットを把握することで、より効率的な活用法が見つかるでしょう。
ShopifyとLINEを連携する3つのメリット
ShopifyとLINEを連携するメリットは、以下の3つが挙げられます。
- 効率的なリーチを実現できる
- トリガーを活用したステップ配信
- データを蓄積してマーケティングを改善できる
効率的なリーチを実現できる
LINEには8,000万人を超えるユーザーのデータベースがあります。
このデータを活用し、的を絞ったメッセージの配信を行えることが、ShopifyでLINEを活用するメリットの1つです。
具体的には、Shopifyのタグ機能を活用することで精度の高いアプローチが可能になります。
「初回購入をしたお客様」、「一度購入した実績のあるお客様」といったグループ分けが可能になるのが、Shopifyに搭載されているタグ機能です。
こうしたタグ機能を上手に活用すれば、むやみやたらにしていたアプローチから計画的な発信に切り替えることできます。
また、見ていただけそうなユーザーに的を絞ることで、マイナスなイメージをもたらすリスクを軽減することにも繋がります。
トリガーを活用したステップ配信
ShopifyとLINEを提携する2つ目のメリットが、トリガーを活用したステップ配信機能です。
トリガーとは、送りたい人や送信日時などをあらかじめ決めておくことで自動的にメッセージを配信してくれる便利機能です。
トリガーを上手に使えば、その商品に関心の高いユーザーにのみ、再入荷情報を夜に自動配信したり、顧客層別にキャンペーン情報を変えて配信したりすることができます。
実際の手順も難しくなく、次の3つの作業を行っていれば、送りたい文章を自動的に送ることができます。
- 1.シナリオを考え、送りたいメッセージを事前に作成しておく
- 2.顧客のセグメントを決め、送るべき対象者を絞り込む
- 3.メッセージが送られるトリガー(タイミングや日時)を決める
これらの作業をするだけで、タイミングを逃さずに、訴求力のあるメッセージを送ることができます。
「鉄は熱いうちに打て」という言葉がありますが、トリガーを設定することで、興味のある方や新規顧客の熱が冷めないタイミングでアプローチやフォローすることも可能です。
データを蓄積してマーケティングを改善できる
すでにご存じの方も多いと思いますが、LINE公式アカウントには次のデータを集積する機能が備えられています。
- 友だち数の遷移
- ブロックしているユーザーの数
- メッセージ配信数と送受信の数
- タイムラインへの投稿が閲覧された回数
- クーポンやショップカードの利用数
- アンケート結果
Shopifyも一定のデータ集積を行えますが、LINEの機能を追加することでより精度の高いデータ分析が可能になります。
また、LINEには期間を定めたデータ集積機能も搭載されています。
大々的なキャンペーンでなくとも、閲覧するデータを「クーポンを配った期間」などに限定することで、その成果を把握しやすくなります。
ShopifyとLINEの具体的な連携方法を紹介
ここからは、ShopifyとLINEを連携する際の具体的な流れを紹介していきます。
ECサイトの運営経験がある方やSNSに慣れている方であれば、一読するだけでイメージをつかめるでしょう。
ステップ1 Shopifyを使ってショップを立ち上げる
言わずもがなではありますが、ShopifyとLINEを連携させるにはShopifyを使ったショップの立ち上げが必要不可欠です。
Shopifyを使ったショップの立ち上げ手順は、次のとおりです。
- 1.ShopifyのWebサイトから「ショップを開設する」を選択する
- 2.メールアドレスなどの必要事項を入力し、アカウントを登録する
- 3.管理画面の「商品管理」より、「商品を追加する」を選択する
- 4.取り扱う商品に関する情報の入力し、保存する
- 5.ショップのデザインとなるテーマを選択する
- 6.送料や決済方法などの詳細設定を行う
- 7.管理画面にある「オンラインストア」、「各種設定」よりストアのパスワードを外し、情報を公開する
ステップ2 LINE公式アカウントを開設する
次にLINE公式アカウントの開設のやり方を説明します。
- 1.LINE for Businessの「LINE公式アカウントの開設」ページを開く
- 2.LINE公式アカウントの開設をクリックする
- 3.「アカウントを作成」から「LINEアカウントで登録」or「メールアドレスで登録」を選択
- 4.アカウント作成に必要な情報を入力する
- 5.問題がなければアカウント解説のメールが届く
ステップ3 ShopifyとLINEを連携させる
最後に、作成したショップとLINEアカウントを連携させます。
手順はShopifyと連携させるアプリをインストールし、連携したいツールを選択するだけです。
ShopifyアプリストアにはLINE以外のツールも用意されているため、導入済みの別のサービスを選択することも可能です。
「日常的なコミュニケーションに活用されるLINE」だけでなく、他のツールの特性を理解することで、新たな導線を構築できるでしょう。
ShopifyとLINEの連携を促進するアプリ
最後に、ShopifyとLINEの連携を促進するShopifyアプリについて解説していきます。
おすすめなのが、以下の「CRM PLUS on LINE」です。
サイトURL:CRM PLUS on LINE
CRM PLUS on LINEは、株式会社ソーシャルPlusが提供するShopifyアプリです。
このアプリを使えば、Shopifyの顧客IDとLINEのIDの連携が可能となり、LINE公式アカウントだけでは難しい細かなコミュニケーションを実現できます。
連携したいID数により、無料〜$200からのプランからの選択が可能です。
まとめ
日に日に注目度が高まるShopifyとLINEの連携ですが、「顧客へのリーチ」と「ステップ配信」、「データ集積」を効率化できることがメリットです。
また、アカウントという考え方が定着した昨今では、手間がかからないことも大きな魅力といえそうです。
コンバージョンなどの課題があるという事業者にとって、ShopifyとLINEの提携が強い味方になるでしょう。