Shopifyの入金サイクルはどのくらい?競合他社との比較も紹介
ECサイトのプラットフォームとして人気なのがShopifyです。
Shopifyはリーズナブルな利用料金、手数料でありながら、ECサイトに必要な機能も充実しており、すぐにECサイトが始められます。
そんなShopifyで気になるのが、ECサイト運営に欠かせない入金サイクルがどうなっているかです。
この記事では、Shopifyの入金サイクルや他のECサイトプラットフォームとの入金サイクル比較などを解説していきたいと思います。
入金サイクルの重要性
ECサイトを運営する上で、入金サイクルは大変重要な意味を持ちます。
なぜなら、商品を実際に販売しても、すぐにお金が入ってくるわけではないからです。
なので、入金の流れがいつになるのかきちんと把握していないと、仕入れや経費が先に多く出てしまい、会社やお店が倒産するリスクが大きくなるからです。
また、いつまでの売上分が入金額になるのかという「締め日」と入金日を把握することで、仕入れやキャンペーン企画、販促のスケジューリングが立てやすかったり、資金効率が良くなったりします。
そして、ECサイトを開設して間もないのであれば、入金予定を把握することで安心して経営に専念できます。
それでは、Shopifyの入金サイクルはどのようになっているのでしょうか。
早速見ていきましょう。
Shopifyの入金サイクル
Shopifyの入金サイクルは、決済サービスにより違います。
Shopifyの決済は、Shopify独自の決済サービスの「Shopifyペイメント」と他で契約している決済サービスの連携ができるようになっています。
Shopifyの入金サイクルという観点では、「Shopifyペイメント」を主に意味していますので、まずはこちらの入金サイクルから紹介していきましょう。
Shopifyペイメント
ShopifyペイメントはShopifyが独自に行っている決済サービスで、Visa、Mastercard、American Express、JCBのクレジットカード決済が可能になっている決済サービスです。
Shopifyペイメントの入金の締めは、週単位と月単位で選べるようになっています。
週単位の入金サイクル
Shopifyペイメントの締めを週単位に場合の入金サイクルは、毎週日曜日締めの翌金曜日支払いになっています。
ですので、
- 日曜日の売上は、5日後の金曜日の入金に反映
- 月曜日の売上は、11日後の金曜日の入金に反映
となるので、Shopifyペイメントの入金サイクルは、売上から5日~11日となります。
週単位の入金サイクルですと、売上が発生してからお金が入ってくるのが早いです。
月単位の入金サイクル
Shopifyペイメントの締めを月単位で選んだ場合には、毎月月末締めの翌月末支払いになります。
月単の場合、入金サイクルは売上から30日~60日くらいになるので週単位を選んだ方が断然良いです。
競合他社との入金サイクル比較
では、競合他社のECサイトの入金サイクルはどうなっているのでしょうか。
日本でも人気のECサイトプラットフォームであるBASEと、STORES、カラーミーショップの最短入金サイクルと比較してみました。
- Shopify:5日~11日(日曜日締めの翌週金曜日支払い)
- BASE:振込申請から10営業日後(手動入金)
- STORES:振込申請から2営業日後(手動入金)
- カラーミーショップ:月末締め翌月15日支払い(早期入金サービス)
これらのサービスと比較すると、STORESが一番早い入金で、カラーミーショップが一番遅い入金サイクルであることが分かります。
Shopifyは、これら3社の競合他社の中では2番目に良い入金サイクルと言えるでしょう。
Shopifyで利用できる他の決済サービスの入金サイクル
また、Shopifyペイメントの他に入金サイクルの早い決済サービスを紹介していきましょう。
おすすめは以下の2つのサービスです。
- PayPal
- Amazon Pay
PayPal
サイトURL:PayPal公式サイト
PayPalは全世界で利用されている決済サービスです。
このPayPalの入金サイクルは、なんと、振込申請から最短3日で入金されるという早さです。
国内よりは世界で利用されているのがポピュラーなので、越境EC向けの決済として連携しておくと良いでしょう。
Amazon Pay
サイトURL:Amazon Pay公式サイト
Amazon PayはAmazonが提供しているキャッシュレスサービスです。
Amazon Payは、アプリ不要、他の会員登録不要、Amazonギフトでの割引が利用できるということで利用ユーザーを伸ばしており、自社ECサイトで導入する企業も1万社と増えてきています。
このAmazon Payの基本入金サイクルは、売上後14日後の支払いになっています。
また、利用の2週間を過ぎると、自分の好きな入金サイクルを設定でき、最短1日にすることも可能です。
売上が翌日に受け取れるのは驚きです。
こうした顧客の利便性と入金サイクルの早さからShopifyサイトでの決済手段として連携するのをおすすめします。
まとめ
Shopifyの入金サイクルについて解説してきました。
Shopifyは週単位の締めが利用できるので、入金サイクルも早いのでECサイト事業を行う初心者にとっては利用しやすいプラットフォームと言えるでしょう。
入金サイクルが早ければ、事業撤退リスクも少ないため、長く続けられるのでEC事業の成功確率も高まってきます。
自社ECサイト構築の手段としてぜひ検討してみてください。