Shopifyで受注生産に対応する方法とおすすめアプリ4選を紹介
在庫を持たずに商品の販売を始められるなど、様々なメリットのある受注生産。
「Shopifyで受注生産に対応したい」という方もいるでしょう。
そこで、この記事ではShopifyで受注生産に対応する2つの方法と、受注生産する際におすすめのShopifyアプリを4つ紹介していきます。
冒頭では、受注生産をするメリット・デメリットにも触れていきますので、ネットショップで受注生産の商品販売をしてみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
受注生産とは?
そもそも受注生産とは、お客様から注文を受けてから、商品を作り始める生産形態を指します。
受注生産は、生産量が少ない製品や、在庫を持ちたくない原価の高い製品、カスタマイズが必要な製品などを販売する場合に適しています。
例えば、市場の小さいニッチな商品や、家具、注文住宅、機械設備などは受注生産で作られています。
受注生産をするメリット
受注生産の最大のメリットは、在庫を持たずに商品の販売を始められるという点です。
在庫を抱えすぎることによる赤字や、管理にかかるコストを減らすことができます。
そのため、受注生産は、ネットショップ初心者の方でも始めやすい販売方法です。
そのほか、受注生産は注文を受けてから商品を作るので、お客様の要望に答えやすいというメリットもあります。
受注生産をするデメリット
受注生産をするデメリットは、受注から納品までの期間が長くなりやすいという点です。
そのため、「早く商品が欲しい」といったお客様には商品を購入してもらいにくいでしょう。
さらに、お客様は購入前に完成品を確認することができないので、「イメージと違った」という理由で、変更や返品を求められる可能性もあります。
そのほか、商品の生産中に何らかのトラブルがあり、納期に間に合わなくなるといったリスクもあります。
Shopifyで受注生産に対応する方法
ここからは、Shopifyで受注生産に対応する方法を2つ紹介していきます。
どちらの方法も専門的な知識は必要なく、簡単にできるので、ネットショップ初心者の方も安心して導入できます。
- 予約販売機能が付いたテンプレートを利用する
- 予約販売アプリを利用する
では、それぞれの特徴について見ていきましょう。
予約販売機能が付いたテンプレートを利用する
Shopifyで受注生産に対応する方法の1つ目は、「予約販売機能が付いたテンプレート」を利用することです。
Shopifyには、「テーマ」と呼ばれるデザインテンプレートが数多く用意されています。
テンプレートの中には、予約販売機能が搭載されているものもあるため、ショップのイメージにマッチするテンプレートがあれば、利用してみましょう。
予約販売アプリを利用する
Shopifyで受注生産に対応するもう1つの方法は、「予約販売アプリ」の利用です。
Shopifyには、「Pre-Order Now」のような、商品を受注生産して販売する際に便利なアプリがいくつかあります。
機能や料金を比較し、自分にとって使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
なお、アプリはインストールさえすれば、簡単に自社ネットショップに実装できます。
自分の選んだテーマに実装可能なので、テンプレートを利用するよりも自由度の高い方法です。
受注生産におすすめのShopifyアプリ【4選】
ここからは、「Shopifyで商品を受注生産し販売したい」という方におすすめのアプリを4つ紹介していきます。
それぞれのアプリの機能や特徴、料金についてチェックしていきましょう。
Pre-Order Now WOD
サイトURL:Pre-Order Now WOD
「Pre-Order Now」は、予約販売を管理できるアプリの中では定番とも言える人気アプリです。
通常、在庫のない商品は「在庫切れ」と表示され商品を購入できなくなりますが、「Pre-Order Now」を利用することで、「予約購入」という形で、在庫のない商品を通常の商品購入の流れで購入してもらえるようになります。
また、「Pre-Order Now」では、配送予定日の指定や、商品購入時に一部の支払いを受け、商品発送前に残りの支払額を請求するということも可能です。
日本語に対応していないものの、利用者数が多く知名度の高いアプリなので、わからないことがあってもネット上で情報を探しやすいです。
「Pre-Order Now」は、14日間の無料体験期間がありますので、とりあえず定番のアプリを試してみたいという方におすすめです。
PreOrder Globo | Back in Stock
サイトURL:PreOrder Globo
「PreOrder Globo」も、「Pre-Order Now」同様、予約販売を管理できるアプリです。
基本的な機能は「Pre-Order Now」に似ており、受注生産商品のような在庫のない商品に、「購入ボタン」を表示させることが可能です。
なお、「Pre-Order Now」と大きく異なる点は、「PreOrder Globo」は月額料金が安く、日本語に対応していることです。
「PreOrder Globo」には7日間の無料体験期間がありますので、初めて予約販売アプリを利用するという方におすすめです。**
Globo Product Options, Variant
サイトURL:Globo Product Options, Variant
「Globo Product Options」は、商品に様々なオプションを無制限で追加できるため、お客様から要望をいただくことの多い受注生産にぴったりのアプリです。
機能例を挙げると、お客様が商品を購入する際に、ドロップダウンやチェックボックスでオプションを選択したり、ファイルをアップロードしたり、コメントを残したりすることが可能です。
また、オプションに追加料金を適用させることも可能となっています。
さらに、「Globo Product Options」には有料プランがなく、全ての機能を無料で使うことができます。
「Globo Product Options」は、機能が充実しているうえ、無料で利用できるので、受注生産をしたいという方はインストールしておいて損はないでしょう。
Magical Make an Offer
サイトURL:Magical Make an Offer
「Magical Make an Offer」は、お客様から見積もりを受けられるアプリです。
「Magical Make an Offer」を利用することで、商品ページに「見積もり依頼」ボタンを簡単に追加することができます。
さらに、お客様からの見積もりを自動で「承認・拒否・逆提案」できるように設定することも可能です。
ほかには、ポップアップによる購入促進や、メッセージ、商品の注文画面のデザインがカスタマイズできるなど機能が充実しています。
「Magical Make an Offer」は、細かなカスタマイズが必要な受注生産商品を販売するという方におすすめです。
まとめ
今回は、Shopifyで受注生産に対応する方法と、受注生産する際におすすめのShopifyアプリを紹介してきました。
Shopifyで受注生産に対応するには、「予約販売機能が付いたテンプレートを利用する」と「予約販売アプリを利用する」の2つの方法があります。
また、受注生産する際におすすめのShopifyアプリは以下の4つです。
- Pre-Order Now WOD(予約販売管理)
- PreOrder Globo | Back in Stock(予約販売管理)
- Globo Product Options, Variant(オプション追加)
- Magical Make an Offer(見積依頼)
Shopifyでは簡単に受注生産に対応できるので、この記事を参考に実践してみてください。