ShopifyはBitcoin決済ができるのか?手数料や設定方法は?
Shopifyでは様々な決済方法に対応していますが、はたしてBitcoin決済には対応しているのでしょうか?
決済方法が増えるほど様々なユーザーがサイトを利用してくれる可能性が高まるため、Bitcoin決済にも対応しておきたいところです。
ShopifyがBitcoin決済に対応しているのであれば、導入方法や決済手数料について知る必要性があります。
そこでこの記事では、ShopifyはBitcoin決済ができるのか、導入方法や決済手数料などについてご説明しましょう。
ShopifyでBitcoin決済はできる?
結論から言えば、ShopifyでBitcoin決済は可能です。
そもそもBitcoinのような暗号通貨は、インターネットを経由して個人間で直接送金できるのが大きなポイントです。
その機能をShopifyに導入することによって、Bitcoinを所有している人がサイトを利用しやすくなります。
Bitcoinのような暗号通貨を持っている人をターゲットにして顧客を増やしていくのも経営戦略の一つだと言えるでしょう。
ShopifyにおけるBitcoin決済の導入方法や決済手数料は?
ShopifyにおけるBitcoin決済を導入する方法は、そう難しいものではありません。
しかし、決済手数料が発生する以上、どのくらいの手数料が発生するのか把握する必要性があります。
それでは、ShopifyにおけるBitcoin決済を導入する方法や決済手数料についてご説明しましょう。
Bitcoin決済の導入方法
Bitcoin決済の導入方法は、Shopifyの管理画面の「設定」にある「決済」ページから、以下の追加の決済方法を1つ以上有効にすることで導入できます。
- Crypto.com
- Strike
- Coinbase Commerce
- BitPay
上記の決済方法を1つでも有効にすれば、Bitcoin決済ができるようになります。
それぞれの決済会社によってBitcoin決済ができる以外にも特徴があるので見ていきましょう。
Crypto.com
サイトURL:https://crypto.com/
Crypto.comは、Bitcoinを初めとする20種類以上の暗号通貨を受け付けているので、Bitcoin以外の暗号通貨を使った決済に対応できるようになるのがポイントです。
Strike
サイトURL:https://strike.me/
Strikeは、米ドルで決済されたBitcoin Lightningを受け付けられるようになります。Bitcoin Lightningを受けつけている決済サービスはあまりないので、対応していると利便性が高まります。
Coinbase Commerce
サイトURL:https://commerce.coinbase.com/
Coinbase Commerceは、Bitcoinを初めとする6種類の暗号通貨を受け付けています。あまり決済手段を増やして対応しきれなくなるのを避けたい人におすすめです。
BitPay
サイトURL:https://bitpay.com/
BitPayは、米ドルで決済されたBitcoinを受け付けています。
Bitcoin決済の決済手数料
Bitcoin決済による決済手数料は、そのまま外部サービスの取引手数料が請求されます。
この時請求される取引手数料はShopifyと外部サービスを統合する費用とメンテナンス費のために支払われるものです。
決済方法によって請求される取引手数料が違うのがポイントで、基本的に以下の計算式で請求されます。
『[(商品の費用-ディスカウント)+税金+配送手数料]×料金』
いくら決済手数料が請求されるのか確認するには、以下の手順を行いましょう。
- 1.請求元の国の「請求情報」ページに移動します。
- 2.請求書セクションで、表示する請求書をクリックします。
- 3.請求書に取引手数料が含まれる場合、「取引手数料セクション」には関連する注文へのリンクが貼られるので、クリックして表示します。
以上の手順を行うことで、請求書がカバーしている注文ごとの取引手数料の詳細が確認できます。
Bitcoin決済のメリットとは?
Bitcoin決済のメリットは以下の通りです。
- 取引がスムーズにできるようになる
- 手数料が安いので手軽に取引できる
それでは、Bitcoin決済のメリットについて詳しくご説明しましょう。
取引がスムーズにできるようになる
ShopifyでBitcoin決済を導入することにより、国内・国外問わず取引がスムーズにできるようになります。
何といっても海外との取引がBitcoinでスムーズにできるため、国内のみならず海外を視野にいれば市場拡大を狙うこともできるでしょう。
今や暗号通貨における決済は優れた決済方法として利用されている傾向にあるため、導入する価値は十分にあります。
手数料が安いので手軽に取引できる
Bitcoin決済による手数料は、他の手数料と比べて安いので入金サイクルが早い傾向にあります。
手数料の高さは取引量の減少に繋がりやすく、それだけ市場の活性化を阻む原因になりかねません。
しかし、手数料が安いと積極的に取引するケースが多くなる他、手数料の高さで取引を留まるケースも少なくなるでしょう。
決済がスムーズになるということは、それだけ取引を妨げるものがないので売り越しを引き起こす心配がありません。
Bitcoin決済のデメリットとは?
反面、Bitcoin決済には以下のデメリットもあります。
- 他の決済サービスに比べてBitcoin決済を選ぶ人が少ない傾向にある
- 自動返金が行われていない
それでは、Bitcoin決済のデメリットについて詳しくご説明しましょう。
他の決済サービスに比べてBitcoin決済を選ぶ人が少ない傾向にある
Bitcoin決済は確かにスムーズに取引ができる決済方法ではありますが、他の決済サービスに比べるとBitcoin決済を選ぶ人は少ない傾向にあるでしょう。
Bitcoin決済と比べると代引きや銀行振込、クレジットカードなどが主流となっていることから、Bitcoin決済を選ぶ人は少ないかもしれません。
ただ、Bitcoin決済を導入するのとしてないのとでは海外先からの取引量に影響する可能性があるので、海外取引を視野に入れているなら導入して損はないでしょう。
自動返金が行われていない
Shopifyでは、Bitcoinを初めとする暗号通貨の決済による自動返金が行われていません。
返金作業を行うには、上記で紹介したCrypto.com、Strike、Coinbase Commerce、BitPayの決済サービスを通じて、決済を手動で返金する必要性があります。
自動返金が行われない以上、問い合わせ等があった時は柔軟に対応することが大切です。
まとめ
ShopifyはBitcoin決済を導入することができるので、海外との取引を視野に入れているのであれば導入しておいて損はないでしょう。
国内でBitcoin決済を選択する人は少ないかもしれませんが、Bitcoin決済は手数料が安い上にスムーズに取引ができる決済方法なので、これを機に導入を検討してみてはいかがでしょうか。